2020.01.01 08:43

挑む!JFL 高知ユナイテッド、県勢未到の舞台へ

昨年11月、全国地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンド最終節で劇的な昇格を決め喜ぶ高知Uイレブン(福島県楢葉町=久保俊典撮影)
昨年11月、全国地域チャンピオンズリーグ決勝ラウンド最終節で劇的な昇格を決め喜ぶ高知Uイレブン(福島県楢葉町=久保俊典撮影)
 2020年。高知県サッカー界の新たな戦いの幕が開く。県勢未到のJFL(日本フットボールリーグ)に挑む高知ユナイテッドSC(高知U)。南国高知FC、アイゴッソ高知、高知Uトラスター…。JFLへの歴史を紡いだチーム、選手、関係者、そしてすべてのサッカーファンの思いを背負って、いざ出陣!

 長きにわたって、Jリーグ、JFLの空白地帯だった高知県。昨季の時点で、同じく全国リーグのチームがないのは福井、和歌山のみ。やっとJFLへの昇格切符をつかんだことは、県サッカー界にとっても大きな出来事だ。

 週末、JFLのホーム戦なら気軽に足を運べる。高校、中学、小学校の少年少女にとって、身近に高いレベルのトップチームがあることは、何物にも代え難い刺激になる。高知県がスポーツで盛り上がるきっかけの一つになる可能性も秘めている。

 今年高知Uが戦うのは、そんな舞台だ。自分たちがこれまで積み重ねてきたサッカーのどこがJFLで通用して、どこが足りないのか―。チームはいち早くそれを体感し、マイナーチェンジを加えながら、過酷な30試合を戦い抜きたい。(井上真一)
宿舎の研修室に集まってミーティング。決勝ラウンド中はほぼ毎日2度、その日の試合を振り返り、次の試合の対策を話し合った(いずれも福島県楢葉町=井上真一撮影)
宿舎の研修室に集まってミーティング。決勝ラウンド中はほぼ毎日2度、その日の試合を振り返り、次の試合の対策を話し合った(いずれも福島県楢葉町=井上真一撮影)
決勝ラウンド第2節、福井ユナイテッド戦直前の円陣。高知Uは、どのチームよりも気合の入った気勢を上げた
決勝ラウンド第2節、福井ユナイテッド戦直前の円陣。高知Uは、どのチームよりも気合の入った気勢を上げた
夜のトレーナー室。イレブンは、歯を食いしばって過酷なスケジュールを乗り越えた
夜のトレーナー室。イレブンは、歯を食いしばって過酷なスケジュールを乗り越えた

《ズーム》JFL(日本フットボールリーグ) サッカーのアマチュアリーグの最高峰にして、Jリーグ入りへの最後の関門。参加16チームでホーム、アウェーの30試合を戦い、上位4チームに入った中で、条件を満たす2チームがJリーグに昇格する。2019年シーズンは、FC今治が3位で昇格。また圧倒的な強さで優勝したHondaFCや2位のソニー仙台FCなど、Jクラブ並みの実力を持ちながら、企業スポーツの理念を貫いてJ昇格を望まないクラブもある。原則15、16位が地域リーグへ降格する。

高知Uの歩み
▼1999年
 よさこい高知国体をにらみ、県選抜チーム「南国高知FC」が発足

▼2001年
 南国高知が全国地域リーグ決勝大会(現全国地域チャンピオンズリーグ=地域CL)の決勝ラウンドに進出。総得点差でJFL昇格を逃す

▼2014年
 南国高知から「アイゴッソ高知」にクラブ名を変更。西村昭宏氏が監督に就任

▼2016年
 高知からJリーグを目指していたアイゴッソと高知Uトラスターが合併し、「高知ユナイテッドSC」が発足。初代監督に西村氏

▼2017年
 大谷武文氏が監督に就任し、四国リーグを初制覇。地域CLは1次ラウンド敗退

▼2018年
 四国リーグ2連覇。地域CLは1次ラウンド敗退

▼2019年
 四国リーグ3連覇。地域CLで2位に入り、JFL昇格を達成

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