2019.12.31 08:40

鶏節 食材コン日本一 シェフと塩職人開発の「木鶏」

日本一に輝いた木鶏を手にする井原尚徳シェフ(土佐市のヴィラサントリーニ)
日本一に輝いた木鶏を手にする井原尚徳シェフ(土佐市のヴィラサントリーニ)
県勢3部門でグランプリ
 全国の優れた食材を対象としたコンテスト「にっぽんの宝物・ジャパングランプリ」がこのほど東京都で行われ、土佐市のリゾートホテルのシェフと安芸郡田野町の塩職人が共同開発した鶏節「木鶏(もっけい)」が、全国一に相当するグランドグランプリに輝いた。ほかの2部門でも県勢がグランプリを獲得し、高知の食のレベルの高さを示した。
 
 コンテストは東京の人材育成会社などが毎年開催しており、今回は全国から47組が出場した。
 
 「木鶏」は同町の「田野屋塩二郎(えんじろう)」こと佐藤京二郎さん(48)が、同市宇佐町竜のリゾートホテル「ヴィラサントリーニ」の井原尚徳シェフ(35)に呼び掛けて製作。佐藤さんが作った専用のにがりに土佐郡大川村の土佐はちきん地鶏を漬けて作った鶏節を、井原シェフが調理した。
 
 10月の高知大会を突破し、12月14日の全国大会には「新体験・イノベイティブ部門」に出場した。「シンプルでクオリティーの高いものを」(井原シェフ)と、木鶏のだしと削り節を使っただし茶漬けを出品し、部門グランプリを獲得。さらに、8部門のグランプリと敗者復活の1組で争ったグランドグランプリも獲得した。
 
 「素材をうまく生かしてよかった」と高い評価を受け、井原シェフは「不安と自信が半々だったけど、受賞できてうれしい」。来年2月にシンガポールで行われる、各部門のグランプリと準グランプリが参加できる世界大会への出場も決定した。井原シェフは「現地の料理にも合うところをアピールしたい」、佐藤さんは「高知に世界一を持ち帰りたい」と話している。
 
 県関係ではほかに、その土地で買えたり体験できたりする商品や企画を選ぶVisit Japan部門で城西館と高知商業高校が考案したバウムクーヘン「グローカルバウム」、スイーツ部門でスウィーツ(南国市)と室戸ジオパーク推進協議会の「西山金時スウィートポテトロール」がそれぞれグランプリに輝いた。(山崎友裕、北原省吾)

カテゴリー: 主要社会高知中央安芸香長

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