2019.12.27 12:10

【動画】ししとう家族、オファー求め大阪上陸 来年こそ三原村をメジャーに


全身緑のリアルな姿で異彩を放つ幡多郡三原村非公認のご当地キャラ「ししとう家族」。12月初旬に、あの国民的スター、KinKi Kidsの堂本剛さんに自身のラジオ番組で取り上げられ、県内外の認知度は上昇中なのだが、いまだイベント出演などのオファーはない。「せっかくの追い風を無駄にはできない」。意を決したししとう家族は先日、大阪・梅田へ降り立った。大都会に緑色の風を吹かせるために、大きなシシトウ頭が人波をかき分けた。

「めっちゃ好きやわぁ」。堂本剛さんが12月3日放送の「KinKi Kidsどんなもんヤ!」で、高知県のリスナーからの投稿に応える形でししとう家族に反応。SNSでちょっとした話題になった。半ば、活動を諦めていたところに吹いた思わぬ追い風。ししとう家族は「自分たちと村をもっと知ってほしい」という熱い気持ちを再びたぎらせ、10日には公式ツイッターも開設。積極的な情報発信を始め、フォロワーも少しずつ増えている(26日現在211人)。

ただ、せっかくの追い風も、待っているばかりでは肝心のオファーは届かない。「大阪でアピールしよう」と、ししとう母さんのシシトミドリは決心。生みの親、三原村集落活動センター「やまびこ」の特産品販売イベントに合わせ、12月下旬に当地へ向かった。

イベント会場の新梅田食道街に姿を現したししとう家族。大都会でPRできる喜びか、はたまた緊張からか、ししとう父さん、シシトショウの緑色の体はかすかに震えていた。一方、ミドリは意気揚々と、手作りした販売イベントのPRうちわをショウに手渡し、自らも陽気に特産品のアピールを始めた。

てかてかと光る異形のキャラクターを目にし、素通りする人、けげんな顔で観察する人、遠くから写真を撮る人…。通行人の反応はさまざまながら、家族を自分の店に連れて行き客に紹介する飲食店スタッフも。2人のテンションは少しずつ上昇し、食道街から外に飛び出した。

週末のJR大阪駅周辺。切れ目なく続く人波の中でも、全身緑色は目立つ。「うわっ、緑のあれ何?」「めちゃキモい」。一緒に歩く「やまびこ」のスタッフは「高知県三原村から来たししとう家族です」と声を張り上げる。「ピーマンじゃなかった。シシトウやって」「頭でかっ!リアルやなぁ」と通行人の声。ししとう家族は、しかめっ面にも、笑顔の人にも愛想よく手を振って歩いていく。

中には「ししとう家族って聞いたことある。剛くんのラジオで聞いた」との反応も。放送の効果を大阪でも実感していると、「写真撮っていいですか?」とショウとミドリの間に収まるカップルや若い女性が増えてきた。好奇心をくすぐられた家族連れも、カメラを持って近づいてくる。一目見て泣き出す子どもがいれば、じっと見つめる子どもも。2人は緑色の手で怪しい手招きを繰り返す。

街にあふれる人々の視線をぼちぼち集め、振り続けるししとう家族の手に、次第に力がこもる。特に、ショウは軽快な動きで積極的に通行人との距離を詰めていく。シシトウ頭の中で、きっとにんまりしているだろう。

そうして、ししとう家族は若者たちが集まる梅田のランドマーク的なファッションビル「HEP FIVE(ヘップファイブ)」へ。赤い観覧車が乗っかっている、あのビルだ。ここに来たのなら観覧車に乗らない手はない。乗り場の近くでは、「ファニー」と近寄ってきた外国人からも写真撮影を求められ、中国やアメリカなどからの観光客とパシャ。ツイッター上には、「ヘップに何か緑の人いた。皆さん推してあげて」「しっかり高知アピールしながら手を振ってた」「つよしくん、ししとう家族が梅田に来てますよ」などのツイートも。

大都会でふれあい、村と自分たちをアピールしつつ、たどり着いた観覧車。ビル群を眺めながら、「オファー来ないかな」とぽつり。完全にスルーというわけでもないが、明確な手応えもない。こぼれた言葉には期待と不安が交ざり合っていた。

今年も残りわずか。迎える2020年は、ししとう家族にとって忙しい1年になるか。(飯野浩和)

【ししとう家族へのオファー、お問い合わせはこちらまで】

一般社団法人 三原村集落活動センターやまびこ
〒787-0802 高知県幡多郡三原村宮ノ川1130 三原村農業構造改善センター内
TEL:0880-31-7839
FAX:0880-31-7840
mail:mihara-yamabiko@dream.jp
ツイッター:ししとう家族

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