2019.12.25 08:42

ゆずゼリーで便秘解消狙う 馬路村農協と高知大が開発

馬路村農協と高知大学医学部が共同開発した「ゆずちゃんゼリー」
馬路村農協と高知大学医学部が共同開発した「ゆずちゃんゼリー」
 高知県安芸郡馬路村の馬路村農協と高知大学医学部は、ユズ果汁を使って便秘解消効果を狙ったゼリーを共同で開発した。腸内の乳酸菌を増やし、整腸効果が期待できるという。

 両者は2009年から共同でユズ成分の研究に取り組み、これまでユズの種子油が持つアトピーやメタボリック症候群への効能を調べてきた。今回のゼリー開発は、事業化を見据えたユズ研究を行う目的で2018年度に設置した「高知馬路村ゆず健康講座」で最初の実績となった。

 商品名は「ゆずちゃんゼリー」。ユズ果汁のほか、便秘解消に効果があるとされる水溶性食物繊維「β(ベータ)―グルカン」を配合している。

 高知大学によると、健康な男女に試作品のゼリーを3カ月間食べてもらったところ、ユズなどが入っていないゼリーを食べた別のグループより排便量が多かった。またマウスにユズ果汁と普通の水を4週間与えた実験では、果汁を摂取したグループの方が腸内の乳酸菌が20倍以上に増え、整腸効果が認められた。

 手軽に食べられるスティックタイプで1包18グラム。10包1400円。女性がバッグなどに入れて持ち歩けるなど、気軽に食べられる商品を目指した。馬路村農協のアンテナ店(高知市南久保)などで販売し、Webサイトからも注文できる

 24日に行われた記者会見で、高知馬路村ゆず健康講座の溝渕俊二特任教授は「若い女性や長期療養中の高齢者など便秘に悩む人に、何かの形で役に立てればと取り組んできた」。馬路村農協の東谷望史組合長は「食品は40年くらい作ってきたが、健康に関する商品は未知の部分が多い。新しい分野の開拓に期待している」と話した。(深田恵衣)

カテゴリー: 安芸香長医療・健康高知のニュース

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