2019.12.15 08:44

“KK世代”の県内球児が同窓会 伊野商センバツV、高知商国体Vの1985年

ひたむきに白球を追った高校時代を懐かしみ8校から元球児ら35人が集まった同窓会(高知市内)
8校35人 激戦思い出語る
 超高校級と評されたPL学園(大阪)が甲子園を席巻する中、伊野商業高が春のセンバツを制し、高知商業高が秋の国体で頂点に立った1985年。県内の高校野球が最高レベルだったともいわれるこの年にしのぎを削った元球児が13日夜、高知市内で初の同窓会を開いた。8校のOBや監督ら35人が集まり、火花を散らして白球を追った青春の思い出話に花を咲かせた。
 
 85年は春の選抜大会にエース渡辺智男さん(プロ野球元西武など)を擁する伊野商が初出場。準決勝で「KKコンビ」の桑田真澄さん、清原和博さんがいたPL学園を倒し、初優勝を果たした。
 
 その伊野商でも県内では優勝できず、県体は明徳義塾高、夏は高知商が制覇。夏の甲子園はPL学園に敗れ8強にとどまった高知商が、国体でリベンジして優勝を飾った。好投手ぞろいで渡辺さんや高知商の中山裕章さん(元中日など)、明徳の山本誠さん(元阪急)がプロ入りした。
 
 同窓会は昭和42(1967)年度生まれにちなみ「高知・高校野球42年会」。昨年末に伊野商、明徳、高知商の3校OB有志が集まったのをきっかけに、当時のライバルに呼び掛け、高知や西、中村高などを加えた31人の元選手と当時の指導者4人が集まった。
 
 元プロの3人は出席できなかったが、参加者たちは約35年前の戦いを思い返し、「明徳や高知も全国レベルの強さやったね」「いや、東も工業も強かった!」などと、学校の垣根を越えた球友と酒を酌み交わした。
 
 伊野商の山中直人元監督が「これほど高知のレベルが高かったことはない」とたたえた“最強世代”。高知商で主将を務めた岡村英人さんは「どこも伊野商に負けたくないと頑張った。夏は(高知)学園に負けかけたし、いっぱい強いところがあった」と振り返った。
 
 また高知の1番打者だった大村武史さんは「3年間甲子園に行けず失望したけど、この年代で野球ができたのは今思えば財産」としみじみ。総幹事で明徳OBの町田隆之さんは「高校で一緒にゲームをした人たちに対しては思いが強い。来年以降も続けたい」と話していた。(仙頭達也)

カテゴリー: 主要スポーツ高知中央


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