2019.12.07 08:46

浜健人さんの音声ガイド好評 土佐弁で解説、龍馬記念館

浜健人さん
浜健人さん
南国市出身の声優
“刀剣女子”歓喜、利用2倍

 高知市浦戸の県立坂本龍馬記念館で開催中の特別展「維新十傑」(10日まで)の展示史料を解説する音声ガイドが、約2カ月間で1475件利用されるなど好評だ。人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」にキャラクターとして登場する龍馬の愛刀「陸奥守吉行」役の声優、浜健人さん(27)=南国市出身=がガイドの声を担当。実物の吉行や関連史料が並ぶ展示は、県内外からゲームのファンも多数訪れるなど注目を集めている。

 特別展(10月5日開幕)は前後期に分けて、直筆の手紙など龍馬ゆかりの国重要文化財計31点を中心に展示。龍馬が暗殺時に持っていた吉行とともに、その自慢をした手紙なども並ぶ。

 同館によると、6日までに3万人以上が来館。特にゲームのファンとみられる若い女性が多く訪れ、音声ガイドを利用。複数回来館する人もおり、音声ガイドの利用は昨年同期と比べて約2倍に増えているという。

 音声ガイドでは、浜さんの軽やかで優しい声と感情のこもった土佐弁が好評。特に、「遠く土佐から離れちょっても、龍馬にはいっつも家族の姿が見えよったがやろうかねえ」「みょうに字がうきうきしたように感じるけんど、気のせいやろうか」(龍馬が姉に宛てた手紙)などの解説文の最後の一言が人気だという。

来館者に好評を得ている音声ガイドの文章を印刷した冊子(高知市の県立坂本龍馬記念館)
来館者に好評を得ている音声ガイドの文章を印刷した冊子(高知市の県立坂本龍馬記念館)
 同館では好評を受け、後期の解説文を修正し、浜さんに帰高してもらって声のとり直しも行った。また、会期初日に音声ガイドを文字起こしする女性が複数いたため、「文章は1万字近くになって大変なので」と職員がガイドの文章を冊子にして50円で販売を開始。これまでに870冊が売れている。

 展示担当の三浦夏樹学芸員は「ガイドを聞いて涙する女性もいました。展示を深く見てくれて本当にうれしい」と喜んでいる。

 音声ガイドの貸し出しは無料。解説文の冊子は、同館ミュージアムショップのほか通信販売でも購入できる。(楠瀬慶太)

カテゴリー: 主要文化・芸能高知中央


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