2019.11.25 08:36

高知ユナイテッド 待ちに待ったJFL昇格 サポーター歓喜

試合終了後、昇格を決め抱き合う横竹主将(右)ら高知Uイレブン(写真はいずれも24日午後、福島県のJヴィレッジスタジアム=久保俊典撮影)
試合終了後、昇格を決め抱き合う横竹主将(右)ら高知Uイレブン(写真はいずれも24日午後、福島県のJヴィレッジスタジアム=久保俊典撮影)
「絶対勝つと信じてた」
 スタンドの誰もが笑い、そして泣いていた。24日、サッカーの全国地域チャンピオンズリーグで宿願のJFL(日本フットボールリーグ)昇格を果たした高知ユナイテッドSC(高知U)。高知サッカー界の新たな幕開けに、サポーターは「待ちに待った昇格。涙が出る」。歓喜に沸いた。
 
試合終了後、昇格を決め抱き合う横竹主将(右)ら高知Uイレブン(写真はいずれも24日午後、福島県のJヴィレッジスタジアム=久保俊典撮影)
試合終了後、昇格を決め抱き合う横竹主将(右)ら高知Uイレブン(写真はいずれも24日午後、福島県のJヴィレッジスタジアム=久保俊典撮影)
 福島県楢葉町のJヴィレッジスタジアム。日本代表も合宿するこの場所が、JFL昇格を懸けて争う舞台となった。高知から遠く離れたこの地に、数十人のサポーターが駆けつけた。全3試合を見届けたのは山本志穂美さん(54)=高知市。「今年はチームが一つになっていくのをずーっと感じていた。初戦に負けても、絶対に残りは勝つと信じていた。今日戦った選手はもちろん、これまでチームに関わってくれた選手全員にありがとうと伝えたい」と目を赤くした。
 
 秋田、広島、宮崎…。高知以外にも、全国から選手の家族が駆けつけた。昇格を決定づける3点目を挙げたMF田口遼選手(24)の母、友美さん(47)=和歌山市=は「試合前にLINE(ライン)を送ったらいつもの返事だったけど、試合が終わったら一番に抱きついてきて『やったで! どうや!』って。本当に、一番の親孝行をしてくれました」。感無量の様子だった。
 
 第2節福井ユナイテッド戦、第3節おこしやす京都戦では、第1節で戦ったいわきFCのサポーターが、「(かつていわきに所属した)新田(己裕)、山下(宏輝)がいるチームを応援しよう」と臨時応援団に。高知Uサポーターとともに応援歌を歌い、ホームのような雰囲気をつくりだしてくれた。
 
 2001年、得失点差1で昇格を逃した南国高知FCの主力だった高知西高校の寺尾拓教諭(43)は「18年前、目の前にあったのにつかめなかった夢を、こんなにも感動する展開でつかんでくれた。高知Uがともしてくれたサッカーの灯が消えないように、みんなで守っていきます」。
 
 高知県勢未到のJFLへ。南国高知FC結成から数えれば20年、高知Uからでも4年に及ぶ挑戦がようやく実を結び、新たなステージに臨む。(井上真一)

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