2019.11.23 08:38

獅子太鼓 5年ぶり披露 高知市五台山・三ツ石に伝承 あす11/24 竹林寺の秋祭り

獅子太鼓の披露に向け練習する子どもたち(高知市五台山)
獅子太鼓の披露に向け練習する子どもたち(高知市五台山)

 2014年を最後に途絶えていた、高知市五台山の三ツ石地区に伝わる獅子太鼓が、地元の竹林寺の秋祭りで子どもたちによって24日に演じられる。太鼓は同地区の祇園祭で行われてきたが、近年は人手が足らず、同祭は休止状態に。伝統継承へ、子どもたちは張り切って練習し、軽快なリズムが地域に久しぶりに響いている。
 
 獅子太鼓は、太鼓を打ち鳴らし、近づいてくる獅子舞を追い払う5分ほどの演舞。飛び上がって打ち下ろしたり、獅子舞にバチを持って向かっていったりと、躍動感たっぷりだ。
 
 三ツ石は五台山と下田川に挟まれた地区。祇園祭は1879年に疫病を払おうと始まったとされ、約65年前から子どもたちが太鼓を披露してきた。
 
 祭りは毎年9月に開催され、みこしを中心にしたおなばれがにぎやかに秋の始まりを告げていた。しかし地区の高齢化に伴う人手不足で、15年から神事のみの開催が続き、獅子太鼓はお披露目の場をなくしていた。
 
 この話を知った竹林寺の住職から今年、「寺の秋祭りでやってほしい。文化保存の一助になれば」と声がかかった。
 
 参加するのは地元の渡辺日花里(ひかり)さん(17)、杏梨(あんり)さん(15)、敬土(けいと)君(11)のきょうだい3人。日花里さんと杏梨さんは5年前、祇園祭で最後に太鼓をたたいた。指導する地域の大人2人とともに、日花里さんと杏梨さんが太鼓、敬土君は獅子舞を演じる。
 
 1カ月半ほど前から週1回、三ツ石地区の公民館に集まり練習を重ねてきた。3人は「地区の伝統をいろんな人に知ってもらえるいい機会になるよう、一生懸命頑張りたい」などと意気込んでいる。
 
 獅子太鼓は24日午前10時40分から竹林寺の本堂前で披露される。雨天の場合は境内の書院が会場になる。(楠瀬健太)

カテゴリー: 文化・芸能高知中央

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