2019.11.21 08:36

農家がショウガを無償提供 「いの生姜焼き街道」開催中

いの町で収穫のピークを迎えたショウガ。規格外品を無償で提供する(同町枝川)
飲食店のメニュー開発後押し
 高知県吾川郡いの町のショウガ農家が、町内の飲食店に規格外ショウガの無償提供を始めた。町の活性化や消費拡大が目的で、店主らは「大変ありがたい」と喜んでいる。 

 高知は日本一のショウガ産地。県によると2018年度の収穫量は約1万8千トンで、いの町は513トンで県内10番目の産地という。

提供を受けて開発中の乾燥ショウガ(同町の「利休」)
 今年3月、JAや町役場、商工会職員らが、ショウガの消費拡大などに向けて協議する会の席上、農家から「傷が入るなどして出荷できないショウガを飲食店に提供したら、町の盛り上げに活用できるのでは」という呼び掛けがあった。

 話はとんとん拍子に進み、いの町職員らで募集要項を作成。町内に店舗を有し、新しいメニューや商品開発をする者に限る▽原則として提供は1回限り、1キロまで―などと決め、いの町が今年5月末から募集していた。

 結果、喫茶店や料亭、おむすび店など8店舗から「定食に、新たにガリを加えたい」「シロップに使いたい」との要望があり、新ショウガが出始めた10月末に1回目の提供を行った。そのうち、菓子製造業「利休」では、料理などに使える乾燥ショウガを開発中。店主の国沢英誠さん(50)は「以前から挑戦したかったが、試作にも費用がかかり二の足を踏んでいた。無償提供はとても助かる」と喜んだ。

 いの町は今後も提供を続ける予定。「飲食店にどんどんチャレンジしてもらい、ショウガの町として売り出したい」と期待している。

生姜焼き街道開催中 いの町で3月1日まで
 吾川郡いの町で今月から、恒例の「いの生姜(しょうが)焼き街道」が開催されている。町内19店舗を巡ってスタンプを集めると、町内で使える商品券などがもらえる。来年3月1日まで。

 「いの生姜焼き街道」は2015年から実施。今回は19店が定食や豚丼、しょうがケーキ、カレーなどを用意した。

 スタンプは1店舗につき1個。6個で500円分、10個で千円分、15個で2千円分の商品券、全19店を回ると、2千円分の商品券に加え、土佐あかうしや高級トイレットペーパーなど町特産品から1品を選ぶことができる。

 主催するいの町商業振興会は「色んな味を楽しんで」と呼び掛けている。問い合わせはいの町商工会(088・892・0474)へ。(山崎友裕)

カテゴリー: 社会高知中央


ページトップへ