2019.11.17 08:43

バーテンダー全国大会で優勝 高知出身の山﨑さん、世界大会へ闘志 

「全ての動作に指先にまで神経をとがらせる」という山﨑剛さん(東京・銀座)
「全ての動作に指先にまで神経をとがらせる」という山﨑剛さん(東京・銀座)
 「全国バーテンダー技能競技大会」がこのほど徳島市で開かれ、東京・銀座でバーを経営する高知市出身のバーテンダー、山﨑剛さん(40)が総合優勝を果たした。業界入りから20年でつかんだ栄光に、山﨑さんは「支えてくれた先輩や家族、常連客らのおかげ」と感無量の表情だ。

かんきつ系の創作カクテル「ファミーユ」。大根で作った親子の渡り鳥など細部までこだわった
かんきつ系の創作カクテル「ファミーユ」。大根で作った親子の渡り鳥など細部までこだわった
 大会は日本バーテンダー協会の主催で10月下旬に開かれ、全国9地方予選を勝ち抜いた32人が腕を競った。

 山﨑さんは20歳から高知市内の店で働いた後、2005年からは世界カクテルコンクールで優勝経験のある岸久さんがオーナーを務める名店「スタア・バー・ギンザ」(東京)に13年間勤めた。現在は独立し、銀座で「バー・ゴヤ」を経営している。

 全国大会には過去4度出場し、17年に3位、18年は4位と連年で上位入賞。今回は優勝候補と目され臨んだ大会だった。

 本番では「ゆっくりと丁寧に“間”を大事にした」という山﨑さん。実技3部門のうち、スタンダードなカクテルを制限時間内に5杯作る「課題部門」で1位、「創作部門」が2位と実力を発揮。総合優勝につながった。創作部門で作ったカクテル「ファミーユ」はパッションフルーツなどかんきつ系の素材を使い、その味わいと余韻が審査員をうならせたという。

 大会翌日は宿泊先のホテルで涙が流れたといい、山﨑さんは「20年というキャリアは多くの人に支えられた。自分に関わってくれた人への感謝しかない」。来秋の世界大会に向け「師匠に近づきたいと思って大会に出場してきた。日本人らしい、力強く、美しい所作を磨いて臨みたい」と闘志をみなぎらせている。(安岡仁司)

カテゴリー: 主要社会高知中央


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