2019.11.16 08:35

土佐れいほく博たいけん日和(5)紅葉の回廊 輝く 土佐町・瀬戸川渓谷

渓谷の遊歩道はまるで紅葉の回廊(写真はいずれも土佐町瀬戸)
渓谷の遊歩道はまるで紅葉の回廊(写真はいずれも土佐町瀬戸)

 紅葉狩りは朝に限る。個人的にそう思っている。日の出前に出発して、土佐郡土佐町瀬戸の瀬戸川渓谷に到着すると、山はちょうど目覚めるところ。朽ちかけた葉が日を浴び、最後の命を燃やす。はかない輝きが網膜を焦がす。
 
樹齢千年ともいわれるアケボノツツジ。春の花と年に2度楽しめる
樹齢千年ともいわれるアケボノツツジ。春の花と年に2度楽しめる
 吉野川支流の瀬戸川。谷の幅は広くないが入り組んでいて懐が深い。カエデやコナラ、シデが彩り、大小の滝が連なる。
 
 上流の稲村ダム周辺から下流の黒丸集落までの約10キロをゆっくり紅葉が下る。今は黒丸のやや上流が見頃だ。アメガエリの滝やつり橋、展望台などをつなぐ遊歩道があり、散策にぴったり。カップルやツアー客らが訪れ、カメラやスマホで秋を切り取っていく。
 
 山の彩りを満喫した帰路、黒丸のリョウさん(61)に「コーヒー飲んでいかんかえ」と呼び止められた。「瀬戸川は本当、すごいがやき」。熱いドリップコーヒーから、ここに暮らす誇りも香り立った。(嶺北支局・森本敦士)
 
◆メモ◆
 大豊ICから国道439号を経て、県道17、6号経由の大川村回りか、土佐町石原地区から県道6号に入る2ルートがある。いずれも車で約70分。大川村回りは18日から同6号で工事による交通規制も。問い合わせは土佐町役場企画推進課(0887・82・2450)へ。

カテゴリー: 社会土佐れいほく博観光嶺北


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