2019.11.02 08:43

[ふれあい高新in三原村]5歳から英語教育 保小中連携「村だからできる」

トーマス・キャノンさんと英語遊びを楽しむ園児(三原保育所)
トーマス・キャノンさんと英語遊びを楽しむ園児(三原保育所)
 三原村では英語教育が盛んだ。米国出身の国際交流員が三原小中学校に加え、三原保育所でも教える。中学3年生では全員が研修でオーストラリアへ。幼少から本場の英語に親しみ、力を伸ばしている。

 村は英語教育を情報通信技術と並ぶ教育の柱に据えている。昨年赴任した米国出身の国際交流員、トーマス・キャノンさん(25)は、村に各一つの保小中を回っていく。

 「ワッツ、ヨワネーム?」「マイネーム、イズ、…」

 保育園でほぼ毎週行われる英語教室が始まった。年長組の園児らはトーマスさんとABCの歌に合わせて踊ったり、英語で数字を言いながらボールを回したり。

 どの子も自然な笑顔で英単語を口に出していく。トーマスさんは「英語を怖がらないよう、勉強を続けたい気持ちが起きるように工夫している」と話す。

 村の子は保小中で約100人。昨年度から各代表者が英語の習得状況などを確認する会合も始まった。武内右典教育長は「小さい村だから、一人一人を12年見守り育てることができる」と力を込める。

 小学校でも英語を学んだ子どもたちの集大成が、三原中3年生でのオーストラリア研修旅行。村がほぼ全額を負担し、村民も空き缶や古新聞のリサイクルで費用の一部に協力している。

 15年目の今年は12人が7泊8日で北東部のケアンズを訪問。全員が海外は初めてで、現地の小学生に村の魅力を紹介し、1人ずつ別家庭でホームステイも体験した。

 乾太子郎(たいしろう)君(15)は「ステイ先で『明日の朝、○時に起こして』と、ダメ元で英語で話したら通じてうれしかった。やったらできるんやなって」と笑顔。

 英語教員の中越麻衣さん(45)は「どの子も英語への苦手意識は極端に低い。帰国後はさらに自信がついたように感じる」という。

 英語を通じて世界を知り、自己表現を磨く三原っ子。ひと回りもふた回りも大きく育っていく。(楠瀬健太)

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カテゴリー: 教育ふれあい高新2019社会幡多


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