2019.11.01 08:37

[ふれあい高新in三原村]どぶろく新時代 7種のカラフルカクテル誕生

色とりどりのどぶろくカクテル(高知市内)
色とりどりのどぶろくカクテル(高知市内)

3日の文化祭で披露 生キクラゲの料理も
 濁り酒、カラフルに変身―。高知県幡多郡三原村で3日開かれる「どぶろく農林文化祭」に合わせ、高知市のバーテンダーが特産のどぶろくを使ったカクテルを考案した。農家の手作り感を残したどぶろくは、カウンターでおしゃれにグラスを傾ける一杯に。もう一つの特産、生キクラゲを使った新メニューと合わせ会場で初披露される。

「ぷにゅっ」とした食感を生かした生キクラゲ料理
「ぷにゅっ」とした食感を生かした生キクラゲ料理

 考案したのは、高知市追手筋1丁目で「スターライト」を営む窪内那奈さん(40)。バーテンダー歴22年で、2015年には創作カクテルを競う日本最大級の大会で最高賞を受けた実力派だ。

 「実は、どぶろくは飲んだことなくて」と窪内さん。どぶろくの新たな展開を模索する村の依頼を受け、村内の農家7軒が「秘伝のレシピ」で三原米を発酵させたどぶろくに挑んだ。

 初めて口にして驚いた。「どれも上品。男性の濃い酒だと思ったら、まろやかな女性的な味わいだった」。ただ、同じ三原米を使っていても、「酸味や甘さのバランスも全然違う。個性をどう生かすか。1週間ぐらい悩みました」と笑う。

 甘みが強いものにはシナモンとミルクで飲みやすくし、酸味を感じるものにはゆの酢を合わせ…。パッションフルーツのリキュールやトマトジュースなども使い、彩り豊かな7杯に仕上げた。窪内さんは「どぶろく同様、女性に好まれそうなカクテルになったと思います」。

 キクラゲは、下切地区の特産「老止木耳(おとめきくらげ)」を素材に「ス・ルラクセ」(高知市帯屋町2丁目)のシェフ、山本巧さん(47)が腕を振るった。

 「乾燥物にはないぷにゅっとした優しい食感」を魅力に感じ、店でも使っている。地産地消を掲げる「ス・ルラクセ」らしく、土佐ジローのスープでだしを効かせた卵あんかけ丼とチャーハンを完成させた。

 山本さんは「ぷにゅっとした食感と三原米のおいしさを引き立たせるシンプルなレシピを目指した。村で今後活用してほしい」とお気に入り食材の先を見据える。

 文化祭は3日午前9時~午後3時、三原村宮ノ川の農業構造改善センターで。会場で窪内さんと山本さんが腕を振るう。カクテルは1杯500円、キクラゲ料理は300円。(飯野浩和)

カテゴリー: 社会幡多

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