2019.10.17 08:49

はっぴぃ魚ッチ 高知・鵜来島アカハタ連発!ふぃーっしゅパラダイス満喫

鵜来島周辺の海。この風景の中にいるだけで気持ちが高ぶる
鵜来島周辺の海。この風景の中にいるだけで気持ちが高ぶる

 「潮が悪いわ~」「魚が口を使わんねえ」。高知沖に出るたび上達するのは言い訳ばかり。連敗続きの“魔のトンネル”を抜け出すには大胆な策が要る。そう考え今月上旬に訪れたのは鵜来島。宿毛市沖に浮かぶ人口20人余りの離島だ。

クーラーボックスが真っ赤。この日はアカハタがよく釣れた
クーラーボックスが真っ赤。この日はアカハタがよく釣れた

 筆者とカメラマンのKは片島港を午後2時半の市営定期船で出発。午後4時すぎに鵜来島の岸壁に着くと西内新一さん(42)が迎えてくれた。

体験型の民宿「うぐるBOX」を運営する西内新一さん
体験型の民宿「うぐるBOX」を運営する西内新一さん

 南国市出身で2015年に島に移住し、遊漁やシュノーケリングを組み合わせた体験型民宿「うぐるBOX」を運営。芸術家でもある。

「ふぃーっしゅ!」が口癖。楽しそうに釣るジョナサン
「ふぃーっしゅ!」が口癖。楽しそうに釣るジョナサン

 この日は、西内さんの友人で臨時スタッフの通称ジョナサン(植木政広さん=41歳、香美市)も来ていた。ひげ面にハンチングで「さあ、早速行きましょう。日没まで、2時間ぐらいは釣れますよ」と、やる気満々だ。

ふぃーっしゅ!
 港を出て船上で仕掛けを結んでいると、島の周囲を囲む切り立った白い巨岩が目に飛び込んできた。接近すると迫力満点。打ち寄せる水は深い青で、景色から「手つかず感」がびんびん伝わってくる。

 「いけるぞ。爆釣だ」

 興奮を抑えながら水深40メートルの海に金属製のジグを落とす。ネイリ(カンパチ)でもハタ類でも、さあこい!

 ところが意外なほどの無反応。西内さんも首をかしげる。船の水槽を泳ぐネイリはつい数時間前に釣れたというのに…。

 結局、2回ほど当たりがあったものの針掛かりせず終了。間違いなく豊かなこの海まで、私の前では沈黙するのか―。

 翌朝はまだ暗い5時半に海に出た。

 最初のポイントでワームを選び、海底付近を泳がせると「ググンッ」と当たり。「よっし!」と思わず声が出る。記念すべき1匹目は25センチほどのアカハタだった。高知市沖で釣ったことのないオレンジの魚体に興奮する。

 「ふぃーっしゅ!」

 背後の大声に振り向くと、ジョナサンがなぜか英語で絶叫しながら竿(さお)を曲げている。上がったのはネイリ。その後も順調に当たりが続いた。

10魚種超え
 午前8時を過ぎた頃、気がつくと強風と波で船が激しく揺れていた。そしてカメラマンKがぐったりと船べりから頭部を海に突き出している。

 船酔いによる“撒(ま)き餌”にいそしむKの後ろ姿に「かわいそうになあ」「でも、耐えろ~」と心の中でつぶやいていると、またまた「ふぃぃーっしゅ!」とジョナサンの絶叫が響く。

 その声に押されたのか、Kが何かに憑(つ)かれたようにふらふらと立ち上がった。Tシャツの首元に撒き餌をくっつけたまま、握ったのはカメラではなく竿。そしてなんと立て続けにアカハタを釣り上げたではないか。

 「ぱ、ぱ、パラダイスですね~」

 こみ上げるものをこらえながら、うつろなまなざしで声を振り絞った。

 この日、楽しませてくれた魚はアカハタやネイリのほか、アカイサギやアオヤガラ、メガネハギなど優に10種以上。船を操った西内さんは「本気の釣り師だけでなく初心者や家族連れ、カップルが楽しく釣って食べられる宿を目指したい」と話す。

 竿を置く時間がもったいない、そんな楽園を満喫した。(本紙・ハチ)

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カテゴリー: スポーツ高知の釣りスポーツ


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