2019.10.16 08:43

林鉄遺構の桟道 すっきり 業者が無償で小屋撤去 田野町

古い倉庫が撤去された後の立岡二号桟道
古い倉庫が撤去された後の立岡二号桟道
 安芸郡田野町にある旧魚梁瀬森林鉄道(林鉄)の遺構「立岡二号桟道」の直下にあった小屋3棟がこのほど、撤去された。林鉄とユズの物語が日本遺産となった中芸地域を盛り上げようと、地元建設業者が無償で協力。往時の営みを伝える高架が、すっきりした姿で田園風景に溶け込んだ。

古い倉庫が撤去される前の立岡二号桟道(田野町)
古い倉庫が撤去される前の立岡二号桟道(田野町)
 桟道を彩るイルミネーションイベントを、「中芸のゆずと森林鉄道日本遺産協議会」が計画。この機会に小屋所有者から撤去の了解を得た。近くの柴原建設が一肌脱ぎ、8、9日に重機3台とトラック4台で作業を進めた。

 同社の柴原大典社長は「地元の会社として何かできないか考えていた。力になれてうれしい」と話した。

 12日からのイベントは台風接近で中止となったが、地域の子どもたちがランプを製作済み。同協議会は「別の機会での活用を考える」としている。

 中芸地域の林鉄保存会がかつての写真約170枚を展示する「むかしを偲(しの)ぶ写真展」は、奈半利町の地域活性化センターで20日まで開かれている。(北原省吾)

カテゴリー: 文化・芸能安芸

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