2019.10.15 14:37

高知県防災ヘリが浸水 埼玉で検査中に河川氾濫

 東日本を襲った台風19号の影響で、埼玉県川越市で耐空検査中だった高知県消防防災ヘリ「おとめ」が、周辺河川の氾濫で浸水被害に遭ったことが15日までに分かった。高知県消防政策課が機体の損傷度合いなどについて情報収集を急いでいる。

 耐空検査中に浸水被害を受けた高知県消防防災ヘリ「おとめ」(14日午前9時20分ごろ、埼玉県川越市=@KAWAGOE0702さんのツイッターより)



 高知県消防政策課によると、「おとめ」は10月9日から毎年必要な耐空検査のため、川越市にある航空会社「朝日航洋」の川越メンテナンスセンターに入っていた。メンテナンスセンターは川越市を流れる入間川と越辺(おっぺ)川に挟まれた地区にあり、越辺川の堤防が決壊して「おとめ」が入る格納庫も浸水したという。
 
 高知県には13日午前7時40分ごろ、朝日航洋から「ヘリが浸水した可能性がある」との一報があった。その後、朝日航洋から大まかな状況説明があったが、14日時点で被災現場一帯は立ち入り禁止になっており、機体の損傷程度など詳しい状況は分かっていない。
 
 高知県消防防災ヘリ「おとめ」は2014年4月、県が南海トラフ地震に備えて消防庁から無償貸与される形で導入された。現在はヘリ「りょうま」との2機態勢で、災害時の情報収集や傷病者の救急搬送などの際に運用されている。
 
 今回、「おとめ」の耐空検査は3、4カ月程度が見込まれていた。「りょうま」は来年4月から検査入りする予定となっているため、高知県消防政策課は「仮に『おとめ』が損傷し、修理に要する期間が『りょうま』の検査と重なった場合、その間の災害対応は四国3県に協力を仰ぐことになる」としている。(海路佳孝)

カテゴリー: 社会


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