2019.10.10 08:44

鵜来島の秋祭り盛況 20人の島に320人 宿毛市

 高知県宿毛市の離島、鵜来島の春日神社でこのほど、秋祭りがあり、みこしや牛鬼の担ぎ手を含め、島民の16倍にもなる約320人が市内外から訪れた。
 
 過疎の影響で途絶えた時期もあったが、2015年に復活して5年連続の開催。島出身者らでつくる実行委員会が準備に奔走した。
 
豪快な練りが披露された鵜来島の秋祭り(宿毛市の旧鵜来島小中学校校庭)
豪快な練りが披露された鵜来島の秋祭り(宿毛市の旧鵜来島小中学校校庭)
 6日は正午、島の高台にある神社から牛鬼とやぐら、みこしを広場まで下ろす「お下がり」で祭りがスタート。やぐらには児童4人が乗り、「アラ、ヨーイヤセ」と掛け声が響いた。
 
 午後5時からは祭りの目玉、夜の「お練り」。約40人が担ぐやぐらが回り、その周囲を牛鬼とみこしが追いかけ合うようにぐるぐると駆け回る。それぞれ500キロ~1トンを超える重さで、担ぎ手は顔をしかめながらも「エイヤッ、エイヤッ」と声を張り上げていた。
 
 5分間ほどの練りを、休憩を挟みながら繰り返す。練りが終わる度に観衆から拍手が送られ、島民の宮本定子さん(76)は「この祭りを見て今年も1年生きられた、と思う。開催してくれて本当にうれしい」と笑った。
 
 担ぎ手として初めて参加した四万十市の会社員、鈴木俊一郎さん(36)は「ここでしか見られないかけがえのない価値があると思う。続いてほしい」と話していた。(新妻亮太)

カテゴリー: 文化・芸能幡多


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