2019.10.05 08:36

高知のお城下にフォード車の列 「土佐の交通王」野村茂久馬の威光 企画展が奈半利町で開幕

お城下に並んだフォード車(野村茂久さん提供)
お城下に並んだフォード車(野村茂久さん提供)
 お城下にフォード車ずらり―。この写真は「土佐の交通王」と呼ばれた高知県安芸郡奈半利町出身の実業家、野村茂久馬(もくま)(1869~1960年)の威光を示す壮観な一枚だ。

 舶来の車は1929(昭和4)年、野村の還暦を祝うべく、高知城追手門から当時あった藤並神社の鳥居前に並んだものとされる。孫の野村茂久(しげひさ)さん(76)=高知市=が所蔵していた。

 数々の会社を起こし、高知の陸海運の発展に尽くした野村は自動車販売にも着目。大正時代には、米国フォード社の四国総代理店を担った。

 交通王の生涯を、写真や手紙など数々の史料でたどる企画展が5日、高知県奈半利町で始まる。

野村茂久馬(右端)がひいきにしていた横綱玉錦。玉錦の左が6代目竹本土佐太夫。左端は後に7代目となる伊達太夫 (撮影場所など不詳、森美恵さん提供)
野村茂久馬(右端)がひいきにしていた横綱玉錦。玉錦の左が6代目竹本土佐太夫。左端は後に7代目となる伊達太夫 (撮影場所など不詳、森美恵さん提供)
茂久馬の写真、手紙に息吹 吉田茂と親交や横綱玉錦支援も
 「土佐の交通王」と呼ばれた実業家で、生誕150年を迎えた野村茂久馬(もくま)(1869~1960年)=安芸郡奈半利町出身=の生涯をたどる企画展が5日、国の登録有形文化財の野村旧邸など奈半利町の3会場で開幕する。交遊のあった吉田茂・元首相らの書簡や写真などが、陸海の交通・物流網を一代で築き上げた交通王の息吹を伝える。...

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カテゴリー: 社会安芸


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