2019.10.05 08:35

龍馬の愛刀「陸奥守吉行」など一堂に 高知の龍馬記念館で特別展

龍馬所用と伝わる「陸奥守吉行」「埋忠明寿」「国秀」「左行秀」「勝光・宗光」の5振が並ぶ特別展(4日午後、高知市の県立坂本龍馬記念館)
龍馬所用と伝わる「陸奥守吉行」「埋忠明寿」「国秀」「左行秀」「勝光・宗光」の5振が並ぶ特別展(4日午後、高知市の県立坂本龍馬記念館)
国重文31点、県内最大級の幕末維新展
 坂本龍馬が暗殺された際に所持していたとされる刀「陸奥守吉行」など幕末の重要史料が並ぶ特別展「維新十傑」が5日から、高知市浦戸の県立坂本龍馬記念館で始まる。直筆の手紙など龍馬ゆかりの国重要文化財(国重文)計31点が展示される県内最大級の幕末維新展となっている。

龍馬が暗殺された際に持っていたとされる刀「陸奥守吉行」
龍馬が暗殺された際に持っていたとされる刀「陸奥守吉行」
 坂本龍馬記念館では昨秋、京都国立博物館所蔵の国重要文化財の借用を計画したが、展示環境が整わず断念。今回は問題が改善し、坂本龍馬記念館初公開の龍馬関係史料が多数展示可能になった。

龍馬所用の「陸奥守吉行」の来歴を記した記録
龍馬所用の「陸奥守吉行」の来歴を記した記録
 特別展は前期(~11月4日)、後期(11月8日~12月10日)の会期で開催。明治維新の実現に貢献した西郷隆盛や勝海舟、吉田松陰ら10人を取り上げ、常設と企画の展示室に前後期合わせて計104点の関連史料が並ぶ。

 「日本の洗濯」の手紙(前期)や日本初とされる新婚旅行の手紙(後期)など著名な龍馬直筆の手紙計23点を展示。陸奥守吉行や埋忠明寿(うめただみょうじゅ)など現存する龍馬所用とされる刀5本全てが並ぶのも見どころだ。

兄権平に「陸奥守吉行」送付のお礼を記した龍馬の手紙。「吉行の刀はこのたびの京都行きでも常に差しています。京都の刀剣家に見せたところ粟田口忠綱くらいの名刀と目利きしてくれました」などと書かれている。
兄権平に「陸奥守吉行」送付のお礼を記した龍馬の手紙。「吉行の刀はこのたびの京都行きでも常に差しています。京都の刀剣家に見せたところ粟田口忠綱くらいの名刀と目利きしてくれました」などと書かれている。
 坂本龍馬館は「手紙の折り目やしわ、文字の濃さなど実物でしか分からない龍馬の息遣いを感じてほしい」と呼びかけている。

 また、展示史料を解説する音声ガイドは、人気オンラインゲーム「刀剣乱舞」に登場する「陸奥守吉行」の声優、浜健人さん=南国市出身=が担当している。(楠瀬慶太)

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カテゴリー: 社会坂本龍馬高知中央文化


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