2019.09.29 08:36

高知市中央消防が開署 四国最大10階建ての塔で訓練

四国最大の訓練塔で行われた救出訓練(28日午後、高知市の中央消防署)
四国最大の訓練塔で行われた救出訓練(28日午後、高知市の中央消防署)
 高知市中心部の消火・救急活動を担う市中央消防署(筆山町)で28日、開署式が行われた。四国最大の10階建ての訓練塔を備えており、さっそくはしご車を使った消火訓練が披露された。
 
 同市は、消防署の老朽化や津波浸水対策として、20年計画で市内消防署所の再編を進めてきた。2015年に南署南部分署(春野町芳原)、17年に北署(秦南町1丁目)を新設。10月からは中央署の業務開始とともに、南署(桟橋通2丁目)を廃止して南部分署を新たな南署とし、東署(高須)を合わせた市内4署体制が完成する。
 
 中央署は総工費約18億8900万円。鉄筋コンクリート4階建ての庁舎と車庫棟、高さ30メートルの訓練塔を整備した。中高層のマンションやホテルを模した訓練塔は、水が外に飛び散りにくい構造で、はしご車を使った放水や救助の訓練ができる。
 
 開署式には、県や同市の関係者ら約100人が出席。訓練塔ではマンション火災で人が取り残された状況を想定した訓練が披露され、消防隊員らがはしご車で最上階まで上がり、放水しながら被災者を救出した。
 
 本山和平・市消防局長は「四つの消防署を活用し、地域のために職員一丸となって、消防活動に努めていきたい」と話していた。(板垣篤志)

カテゴリー: 社会高知中央

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