2019.10.02 14:20

3200人から選ばれデビュー 高知市出身23歳「憧れは島崎和歌子さん」

二階堂ふみさんら多数の人気女優・モデルを輩出してきた「美少女図鑑」が主催するwebオーディション「美少女図鑑アワード2019」が今年5月に開催され、高知市出身の椿奈々さん(23)が2人組ユニット「01(ラブワン)」のNANAとしてデビューした。7月から国内外のステージに立っている。


「美少女図鑑」は"街に美少女を増やそう"をテーマに、各地方都市に住む女性をモデルにしたフリーペーパー。椿さんは応募者約3200人の中から選考を勝ち抜き「竹石渉賞」を受賞。竹石氏は、宇多田ヒカルさんや浜崎あゆみさんのMVなどを手がけるミュージックビデオ監督で、ラブワンのデビュー曲「雨のせいにして」のMVでは、片思いの切なさを幻想的な映像美で表現している。



椿さんがアイドルに憧れたのは、5歳の頃。当時、後藤真希さんらを中心メンバーに絶大な人気を誇っていた「モーニング娘。」になりたいと、ダンスを習い始めた。小学生の頃には高知の地元企業のCMに出演。中学生になると、同級生のほとんどが部活に打ち込むなか、放課後は市内のダンススクールに通った。週末には一人で県外のオーディションを受けに行き、徐々に「仕事」として芸能の道を意識するようになっていった。

本格的に芸能の道に進むことを決意したのは高校1年の時。「勉強が得意じゃなかったんですよ。何で生きていこうって考えた時に、自分には歌とかダンスしかないなって」


16歳で普通の人生は諦めた、と明るく笑う。高校2年で通信制に編入。高知市内の飲食店でアルバイトをし、オーディションの費用を稼いだ。「東京まで飛行機とホテルのパックで4~5万円。最初は親に出してもらってたんですけど… 自分でやらなきゃって」

両親は「自分の人生の責任は自分でとるように」という方針。椿さんの決断を尊重し、一番身近な存在として応援してくれた。アルバイト先の店長や先輩スタッフらも、オーディションの度にシフト調整などのフォローをし、「がんばっておいで」と応援してくれた。

17歳で高知県内の芸能事務所への所属が決まり、県内企業のCM出演やモデル活動をしながら、地下アイドルとして2人組ユニットを結成。平日は高知市内の飲食チェーン店でアルバイトをしながら、週末は大阪や名古屋のステージに通った。

「車で片道5時間くらいかかるので、移動だけがちょっときつかった」と笑うが、この仕事を辛いと思ったことはないと言う。「歌って踊るのが本当に好き。ステージに立ってる瞬間が幸せなんです」

4年半で活動に区切りをつけ、今年春にユニットを解散。「美少女図鑑アワード2019」で受賞後、拠点を東京に移し、本格的にアーティストとしての道を歩み始めた。

7月に上京した時は「楽しみしかなくて、全然寂しくなかった」と笑う。「でも、親は寂しいと思います。東京行く日も、母は空港まで送るって言ってたんですけど、いいからって、断って。母は絶対、泣いちゃうから」

今後は女優業にも挑戦したいと語る。憧れの人は、同じく高知出身の島崎和歌子さん。気取らない、それでいて味のある女優になりたいと目を輝かせた。「和歌子さんのようにマルチに活躍したい。いつかお会いしたいです」

(木田名奈子)

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