2019.09.24 08:00

小社会 消費増税まで1週間

 洗濯税に風呂税、帽子税にスイカ税、蜂蜜税…。かつてロシアの近代化を進めたピョートル大帝は数々の珍税を編み出した王として知られる。

 武田昌輔著「東西税金ばなし」によると、職業や思想にも課税し、揚げ句の果てに、ひげを蓄えた人にも納税を求めた。見境もなく徴税したのは戦費を稼ぐため。それだけ戦争に明け暮れた皇帝といってもよいだろう。

 ロシアに限らない。税制は戦争とともに発展してきた。18世紀末、英国が世界で初めて所得税を採用したのはナポレオン戦争に向けた資金調達が狙いだった。明治の半ばに導入された日本の所得税も、軍艦建造のためとされる。

 現代では増税は高齢化に伴う社会保障費の確保が大きな目的になっている。日本では、その財源を補強する消費税の税率10%への増税が1週間後に迫った。緩和策の軽減税率やポイント還元も導入されるが、制度は複雑で、店や消費者の準備が追いついていない。

 ピョートル大帝の珍税策には実は落ちがある。程なくして失敗に終わった。徴税方法があまりに複雑になったため、経費がかさみ、実収入は「ほとんどとるに足らなかった」からだ。もちろん現代ではそんな失敗は許されない。

 国民が納めた税金は、王政では王のものだろうが、主権在民では国のものではなく国民のものだ。納税者には監視し、文句を言い、使い方を改めさせる権利がある。その心構えも進めよう。


9月24日のこよみ。
旧暦の8月26日に当たります。きのえ ね 六白 先負。
日の出は5時55分、日の入りは18時01分。
月の出は0時20分、月の入りは14時55分、月齢は24.7です。
潮は若潮で、満潮は高知港標準で0時24分、潮位152センチと、15時18分、潮位165センチです。
干潮は7時54分、潮位58センチと、20時59分、潮位118センチです。

9月25日のこよみ。
旧暦の8月27日に当たります。きのと うし 五黄 仏滅。
日の出は5時55分、日の入りは18時00分。
月の出は1時24分、月の入りは15時46分、月齢は25.7です。
潮は中潮で、満潮は高知港標準で2時12分、潮位160センチと、16時07分、潮位179センチです。
干潮は9時08分、潮位45センチと、21時53分、潮位102センチです。

カテゴリー: コラム

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