2019.09.22 08:44

認知症6人、笑顔で接客 注文まちがえる料理店

客と談笑する女性スタッフ(高知市大津乙の土佐リハビリテーションカレッジ)
客と談笑する女性スタッフ(高知市大津乙の土佐リハビリテーションカレッジ)
高知市で2回目の開催
 認知症の人が接客スタッフを務める料理店「注文をまちがえるリストランテ」が21日、高知市大津乙の土佐リハビリテーションカレッジの食堂で1日限定で開かれた。認知症への理解を深め、間違いを受け入れるおおらかな社会を目指して5月に続き2回目の開催。主に80代の認知症当事者6人が働き、来訪者と笑顔で交流した。
 
 京都市内で「―リストランテ」を開いている平井孝司さん(57)=土佐市出身=が企画。高知市や南国市のグループホームなど5事業所が協力し、同校の学生約30人も運営をサポートした。
 
 スタッフの6人は「いらっしゃいませ」とにこやかに声を掛けながら料理を運んだり、食器を片付けたり。小さい子どもには「おいしい? かわいいねえ」と顔をほころばせていた。
 
 来店した高知市の女性(55)は「皆さんの生き生きとした顔を見に来ました。こういう機会がもっと増えればいいと思う」と笑顔。スタッフを務めた桑原明子さん(86)=同市=は「体を動かすのは気持ちがいいです。仕事をしていた昔を思い出します」と話していた。
 
 この取り組みは、土佐郡大川村出身の介護福祉士、和田行男さんらが中心となって2017年に東京でスタート。期間限定のイベントとして、全国各地で開かれている。(山本仁)

カテゴリー: 社会高知中央香長


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