2019.09.21 08:35

佐川町出身の人気声優 小野大輔さんの声聴かせ発酵 司牡丹が純米酒

小野大輔さんの声を聴かせて完成した純米酒「AMAOTO」
小野大輔さんの声を聴かせて完成した純米酒「AMAOTO」
 美声に酔いしれ育った酒のお味は―。高知県高岡郡佐川町出身の声優、小野大輔さん(41)がもろみを混ぜ、小野さんのCDを“聴かせて”発酵させた純米酒「AMAOTO」を、司牡丹酒造(佐川町甲)が発売した。ファンが続々と購入しており、司牡丹酒造はうれしい悲鳴を上げている。

 小野さんは「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」や「黒執事」などのアニメ作品に出演した人気声優。地元愛の強さでも知られ、2018年11月にはラジオ番組で「司牡丹で酒を造りたい」と話していた。

 熱い思いをファンから知らされた司牡丹酒造は今年1月、小野さんに酒造りへの協力を打診。小野さんが仕込みの時期に司牡丹酒造を訪れ、「おいしくなれよ」「待っちゅうきねや」と声を掛けながら、もろみを均等に発酵させるためかき混ぜた。発酵の際も小野さんが選んだファーストシングル「雨音」を流し続けたという。

 完成した酒は、「華やかな香り、包容力のあるナチュラルな膨らみを備え、爽やかにキレる。小野さんを彷彿(ほうふつ)とさせる味」と司牡丹酒造の竹村昭彦社長。180ミリリットル(税別450円)1万2千本と720ミリリットル(税別1600円)7900本を全国の酒店で販売している。

 15日に佐川町で開かれた小野さんの公演で先行販売され、180ミリリットル約千本が売れた。17日の販売初日にも、司牡丹の販売店をファンが続々と訪れた。

 購入した東京都の大塚証子さん(29)は「『雨音』を聴きながら飲みたいですね」とにっこり。竹村社長は「小野さんファンの多くは、日本酒をあまり飲んだことのない層。これを機に日本酒のおいしさを知ってほしい」と話していた。(森田千尋)

カテゴリー: 主要高吾北


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