2019.09.20 08:00

小社会 東電の刑事裁判

 御前会議での決定がなければ、日本がここまで無謀な戦争に突き進むことはなかったに違いない。御前会議でもっと潔く降伏を決めていれば、失われずに済んだ命は多かったろう。
 
 先の大戦では終戦とともに国内外で天皇の責任問題が浮上した。当然だ。会議で実質的な決定権がどれだけあったかは議論があるが、聖断を下す統帥権者に責任がないわけがない。
 
 結局、昭和天皇は連合国軍総司令部(GHQ)の思惑もあって訴追されなかったが、問題は日本がこれ幸いとばかりに戦争責任を明らかにする作業を放棄したことだろう。そればかりか国民に「総懺悔(ざんげ)」を促し、けむに巻いた。
 
 一橋大特任教授の吉田裕さんは著書で、戦争責任論は本来「権力者の責任を追及するという次元だけにとどまらない、裾野の広がりをもった議論」と述べている。それを怠った結果なのか、日本の政財界はいまも無責任体質が目立つ。
 
 福島第1原発事故を巡り東京電力の旧経営陣3人が責任を問われた初の刑事裁判で、東京地裁がいずれも無罪を言い渡した。大津波襲来の試算が社長出席の「御前会議」と呼ばれる会合などで報告されたが、経営陣は信頼性を問題視し対応を先送りにしていた。
 
 事故の予見可能性などは厳格に判断されなければならない。それでも国会事故調査委員会が「人災」と明言した事故だ。被災地の現状をみても責任不問や社員の総懺悔ではけじめはつくまい。
 
9月20日のこよみ。
旧暦の8月22日に当たります。かのえ さる 一白 大安。
日の出は5時52分、日の入りは18時07分。
月の出は21時48分、月の入りは11時02分、月齢は20.7です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で3時01分、潮位57センチと、14時59分、潮位95センチです。
満潮は9時23分、潮位166センチと、20時56分、潮位174センチです。
 
9月21日のこよみ。
旧暦の8月23日に当たります。かのと とり 九紫 赤口。
日の出は5時53分、日の入りは18時05分。
月の出は22時32分、月の入りは12時02分、月齢は21.7です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で3時48分、潮位61センチと、15時40分、潮位110センチです。
満潮は10時22分、潮位156センチと、21時32分、潮位165センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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