2019.09.17 08:40

古民家に映える現代美術 奈半利町の7会場に11作家出展

立体作品などさまざまな表現が並ぶ「奈半利・古民家Art&Live」(奈半利町の藤村製糸記念館)
立体作品などさまざまな表現が並ぶ「奈半利・古民家Art&Live」(奈半利町の藤村製糸記念館)

 安芸郡奈半利町にある国の登録有形文化財の古民家などで現代アートを楽しむ「奈半利・古民家Art&Live」が町内7会場で開かれている。これまでで最多の11作家が絵画や映像、立体作品などを展示。歴史が刻まれた静かな空間に配置された芸術表現が、訪れた人の目を引く。29日まで。
 
 住民らでつくる町並み保存団体「なはり浦の会」の主催で3回目。香美市立美術館長で県展先端美術部門無鑑査の造形作家、都築房子さん(70)=南国市=が作品を寄せたことを契機に始まり、昨年からはグループ展に。県内の若手作家らが集まった。
 
 会場は「旧弘瀬家住宅」を活用した集落活動センター「なはりの郷(さと)」▽旧野村茂久馬邸(森家住宅)▽高田屋▽増田屋▽増田屋本宅▽西尾家住宅―の登録有形文化財と藤村製糸記念館の計7カ所。
 
 都築さんの立体作品は船の造形物(藤村製糸記念館)。ピンクやグリーンなど明るい色の船がある一方、黒や紫色の船も。未来への門出、死出の旅…。見る人はさまざまな想像を巡らせる。
 
 町特産のイチジクを描いた日本画(なはりの郷)や特産品で埋め尽くされたアクリル画(高田屋)、町内でロケをした映像(森家住宅)なども。奈半利中学校の生徒による、マーブリング(油絵の具を水に垂らし、模様を紙に移し取る技法)作品(藤村製糸記念館)も並ぶ。
 
 いずれの会場も午前10時~午後5時までで入場無料。作家によるクラフト作品の販売、木彫りの鳥を作るワークショップなど関連イベントも多数。7会場を全て巡ると、記念品がもらえる。22日は松居孝行さんと宇高靖人さんのユニット「gentle」による二胡、ギターのコンサートを開催(浜田邸、チケット2千円)。問い合わせは、なはり浦の会(090・1570・2225)へ。(北原省吾)

カテゴリー: 主要文化・芸能安芸


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