2019.08.22 14:35

高知市民はカツオ熱愛 年間8400円支出で他を圧倒 飲酒、焼き肉も1位

たたきや造りが並ぶ量販店のカツオ売り場(高知市内)
2018年全国家計調査
 カツオをこよなく愛する高知市民は酒と焼き肉が大好きで、そして甘党? 総務省が県庁所在地と政令指定都市の計52自治体を対象にまとめた2018年の家計調査によると、こんな市民性が垣間見える。カツオへの1世帯当たりの支出額は全国平均の5・3倍、外食による飲酒代は1・9倍でダントツの全国1位。ケーキやビスケットなどの菓子類も上位に食い込んだ。
 
 家計調査は県庁所在地(東京は都区部)と、県庁所在地ではない政令指定都市(川崎、相模原、浜松、堺、北九州)の計5184世帯(高知市は93世帯)を対象に調査世帯を替えながら総務省が毎年実施。
 
 家計の支出を「食料」「住居」「家具・家事用品」「被服及び履物」など9分類519品目に分けて調べている。この中から高知新聞が主だった品目を選んでランキングを割り出した。
 
 それによると、カツオへの支出額は年間8424円で、2位水戸市2930円、3位仙台市2912円と、他の追随を許さない圧勝だった。他の鮮魚ではブリが6位、マグロが13位に入ったものの、刺し身の盛り合わせは最下位の52位。カツオへの“偏愛ぶり”が顕著だった。
 
 高知市内のある量販店は、鮮魚売り場で客の動線の起点となる“一等地”にカツオの専用コーナーを構える。
 
 担当者は「カツオは絶対切らせてはいけない商品」と言い、全国1位の結果に納得した様子。「皆さんカツオをよく買うので、わざわざ盛り合わせを選ぶことが少ないのかもしれないですね」と話していた。
 
 高知市民は魚が好きなだけではない。外食の支出額は全体の7位と高く、中でも焼き肉は1万9681円で1位。16~18年の3年平均でも、2位の大分市、3位の福井市を抑えてのトップという肉食ぶりだ。
 
 高知市の焼き肉店「天下味栄田」の中山明美店長(52)は「1位とはうれしいですね。わいわいと大人数で集まって食べられる焼き肉が県民性に合っているからかもしれませんね」。
 
 アルコールに費やすお金はもはや言わずもがな。外食による飲酒代は3万7327円で2位の松江市3万543円を寄せ付けない。ただし、発泡酒・ビール風アルコール飲料の支出額が1万6899円でトップだった一方、ビールは39位、清酒は46位という意外な結果。安く、たっぷり飲みたい人が多いということか。
 
 今回の調査からはお菓子好きな一面も垣間見える。ケーキ、ビスケットが1位、チョコレート菓子が2位、スナック菓子が3位、まんじゅうが4位とそれぞれ上位に入った。
 
 このほか、洋服全般では38位に位置付けているものの、髪のカット代やシャンプーが3位、パーマネント代が4位、整髪・養毛剤が5位に入るなど、ファッションよりも頭髪に気を遣う傾向があるようだ。私立中学の授業料への支出額は1位で、2位の千葉市、3位の東京都区部を上回った。
 
 カツオと焼肉をもりもり食べ、発泡酒をたらふく飲む。そして教育熱心!? 調査結果から見える高知市民像はそんなところか。(海路佳孝)

カテゴリー: 社会主要


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