2019.08.05 09:29

ハルウララ初勝利!?ブームちょっと再燃

高知競馬時代のハルウララ
高知競馬時代のハルウララ
 あのハルウララが生涯初勝利を飾った! といっても、動画を使った「ソフト競馬」での話ですが、高齢になった「負け組の星」の元気な姿が注目され、インターネットなどでちょっとした話題になっています。

武豊騎手の騎乗など話題を集めた(2004年3月、高知競馬場)
武豊騎手の騎乗など話題を集めた(2004年3月、高知競馬場)
 高知競馬で通算113連敗を記録した「負け組の星」ハルウララ。「1回ぐらい、勝とうな」の見出しで2003年6月13日の高知新聞に紹介されたことがきっかけで、全国的なブームが起きました。

マーサファームで過ごすハルウララ
マーサファームで過ごすハルウララ
 負けても負けても、ひたむきに走り続ける姿に多くの人が声援を送った小さな牝馬は今年で23歳。人間の年齢にすると70歳以上ですが、引退馬を預かって保養する「マーサファーム」(千葉県御宿町)で元気に過ごしています。

 ソフト競馬はネット上で個人が運営。馬が走る(歩く)姿を撮影した動画を投稿してもらい、規定タイムとの差をゆるく競うもので、引退した馬たちの動画をいつでも見ることができます。ハルウララはソフト競馬での7戦目となる、今年5月の「第1回そふと女子会(GⅢ)」で見事初優勝しました。

【ダイジェスト動画】



 現役時代から通算すると120戦目で勝利をつかんだハルウララについて、動画を投稿したマーサファームの宮原優子代表(36)は「こんなレースでも、やっぱり勝ったらうれしいですね」。秋には凱旋門賞ならぬ「軟専門賞」に、年末には「第二有馬記念」に出走を予定しているそうです。

 ソフト競馬を開催する群馬県高崎市の元地方競馬騎手、福元弘二さん(42)は「動画を作っていってハルウララさんの初勝利が確定した時は、個人的にもうれしかったのですが、半分は本当に良いんだろうか? という気持ちになりました。ただ、勝負(結果)の部分はガチ(脚本・操作等なし)でやらしてもらっていますし、令和になってすぐの頃だったということもあり、新たな時代の幕開けでちょうどよいと思いました。ソフト競馬の世界で最強牝馬を目指していただきたいです」と今後の活躍に期待を寄せています。

 ハルウララは、馬を少女に擬人化したゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」にも登場するなど、その人気はまだまだ健在。ウララに会うため牧場を訪れるファンもいるそうです。

 さらに今年は、平成の出来事を振り返るテレビ番組などで取材も3、4件入り、8月15日には個人が企画した写真集「うららのしあわせ(ハルウララ写真集)」も発売されます。

 写真集を発行する福岡県の会社員、スオミアッキさん(23)は「ウララは、引退馬になってからもアイドル的存在として活躍していて、すごいんです。写真集では引退後して穏やかに楽しく過ごすウララのかわいい様子をたくさん載せています。これからも元気に過ごしてほしい」と話しています。

 写真集はB5判28ページ、税込み1000円(送料込み1200円)。インターネットで購入できます。8月9日に東京ビックサイトで開催されるイベントでも販売を予定。売り上げの一部は引退馬の支援に寄付するとしています。(川村奈穂子)

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