2019.07.21 08:43

かっぱ館周辺を「ランド」化 宮脇修館長(海洋堂創始者)高知で語る

四万十町の自然の中「子どもたち遊び、学ばせたい」
「子どもたちを自然の中で学ばせたい」と構想を語る宮脇修館長(四万十町打井川の「かっぱ塾」)
「子どもたちを自然の中で学ばせたい」と構想を語る宮脇修館長(四万十町打井川の「かっぱ塾」)
 高岡郡四万十町の「海洋堂かっぱ館」がこのほど、常設展示を一新したのに合わせ、館長で海洋堂(本社・大阪府)創始者の宮脇修さん(91)が現地を訪れた。宮脇さんは今後、敷地内の古民家「かっぱ塾」を活用して「子どもたちを自然の中で遊び、学ばせたい」とも。カッパを巡る思いや、施設の将来像を語ってもらった。

 今回、常設展示された(「四万十川カッパ造形大賞」の)第2回の作品を改めて見せてもらった。意欲的な作品ばかり。制作期間半年とか1年とかはざらで、驚くようなアイデアがいくつもあった。作るだけでも大変なのに、こんな遠いところまで運んできて。本当に頭が下がる。

 「カッパ造形大賞」は第4回(2015年)までやった。「第5回をやってほしい」という声が多いのはうれしいが、今2号館まであるかっぱ館をさらに増築しないと、作品の置き場所がない。

 そもそも、かっぱ館がなぜここにあるのか。日本中の汚れた川から逃げ出したカッパたちが、清流四万十川に集まってきたから。しかし、どこの川も一昔前と比べてだいぶきれいになった。なので今は、四万十川だけでなく日本中の川にカッパはいると思う。

 実は「かっぱ塾」に日本中から子どもたちを50人ぐらい集めて、自然の中で合宿するようなことを構想している。親とか先生とか、大人は極力加わらず、子どもたちだけで過ごす。スマホは禁止。昔の「悪ガキ」たちが持っていた、助け合いや友情、絆の大切さを学んでもらう。

 同時にかっぱ館から馬之助神社までの約4キロの道をカッパだらけの「かっぱランド」にしたい。高知県の西部にも、全国から人が集まる場所は絶対必要だ。詳しい内容は今、一生懸命考えている。日本中に一気に知れ渡るような、すごいものにしたい。

 今年91歳になった。なので5年先とか10年先とか、悠長なことは言わない。近いうちに形が見えてくる。その時はよろしくお願いします。(聞き手=井上太郎)

カテゴリー: 文化・芸能主要高幡


ページトップへ