2019.07.21 08:44

ツバキの天敵を食べて駆除 土佐清水市足摺岬小給食にメダケ

足摺岬小学校の給食にメダケを使った煮物が登場した(土佐清水市の同小)
足摺岬小学校の給食にメダケを使った煮物が登場した(土佐清水市の同小)
 土佐清水市足摺岬のヤブツバキ群落を侵食している竹の一種「メダケ」を使った料理がこのほど、足摺岬小学校の給食に登場し、児童らが地元の自然や食文化に理解を深めた。

 岬周辺では環境省や住民組織「足摺岬の自然を守る会」などが、メダケに追いやられたツバキの再生計画を推進。3年前からツバキやトベラなどの自生種を苗木に育てており、今年2月に初めて植樹した。同小もこうした活動に地域学習の一環で参加している。

 地元では昔からメダケを食べる習慣があり、12日は「守る会」婦人部が煮物やちらし寿司を用意。子どもたちは「やわらかい~」「おいしい」と、ツバキの天敵を味わい“退治”した。児童らは活動を通じ、メダケが家の土壁の骨格や宗田節作りで使う「せいろ」に用いられてきた歴史も学んでいる。

 同省などの再生計画は、ジョン万次郎の銅像周辺の約3千平方メートルにヤブツバキなど2万本を植樹する。現在は約2千本を植えた段階で、市や観光協会なども参加して雑草を取り除くなどし、順調に生育しているという。

 守る会の遠近菊男会長(83)は「きれいな花を咲かせて再生に関わった子どもたちに喜んでほしい」と話している。(山崎彩加)

カテゴリー: 教育幡多


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