2019.07.19 08:43

三原村団地で10年ぶり売買 大幅値下げが奏功 問い合わせ相次ぐ

10年ぶりに土地が売れた星ケ丘団地の一角(三原村宮ノ川)
10年ぶりに土地が売れた星ケ丘団地の一角(三原村宮ノ川)
 高知県幡多郡三原村宮ノ川の村の分譲用地「星ケ丘団地」が今春、10年ぶりに売買された。4月から、以前の半額に近い大幅値下げを行った効果が出たもので、村内外から問い合わせが続いているという。
 
 団地は若者の定住策にと、県と村が周辺の福祉施設などを含め総額約4億1千万円で整備。約4・2ヘクタールに83区画(約90~150坪)を構え、2000年の分譲開始から3年間で26区画が売れた。
 
 しかし契約数は年々減少。09年度の2区画を最後に、一つも売れない状態が続いていた。窓口の村土地開発公社理事長を務める矢野龍幸副村長は「景気の低迷やPR不足があった」と言う。
 
 村は数年前から、残る46区画の価格改定について論議。移住者が増えれば長い目で見て整備費用の回収は可能とし、値下げを決めた。これまでは1坪当たり4万円前後だったが、土地鑑定士の評価額とほぼ同じ2万~2万5千円に。今年に入ってから団地住民に説明を重ね、4月1日から販売を始めた。
 
 値下げと同時に購入希望者が現れ、4月以降で2区画を販売。さらに3区画も販売手続き中という。これらの世帯主5人のうち、2人は村外からという。
 
 村では、世帯主が40歳未満なら土地代金の20%を引いたり、住宅建設を村内業者に依頼した場合には、土地代金の5%を返金するなどの制度を設けている。矢野副村長は「村の子育て支援策などと併せ、移住者増と、若年層の流出防止につなげたい」と話し、今後はPRの拡充に努めるという。
 
 問い合わせは村役場内の同公社(0880・46・2111)へ。(新妻亮太)

カテゴリー: 社会幡多


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