2019.07.17 08:45
日高村に保護猫カフェ7/20オープン 飼い主募集する場に
国道33号の筋違橋の南西約200メートル。住宅地の中にある店では、ふわふわした愛らしい子猫10匹が元気に戯れている。いずれも今春、保健所から引き取った生後2~3カ月の猫で、運営する田中幸絵さん(35)は「みんな個性があってかわいいき、幸せになってくれたらうれしい」とほほ笑む。
1年半前に体調を崩し、つらい日々が続いた時、支えになってくれたのが飼い猫だった。田中さんが疲れた様子の時は寄り添い、泣いていると涙を拭うように前足を頬に当ててくれた。「猫に恩返しをしたかった」と、保護猫を飼ってくれる人を探すカフェを開こうと決めた。
猫と触れ合えるスペースの入場料は、30分500円(飲み物なし)~2時間1200円(飲み物と猫のおやつ付き)。ガラス越しに猫が見える飲食専用スペースもある。
譲渡はヒアリングや1週間ほどのお試し飼育を経て、終生飼育やワクチン接種などを約束できる人に無料で行う。既に行ったワクチンなど医療費は必要。猫の持ち込みは受け付けないが、飼い主探しなどの相談には応じたいという。
田中さんは「カフェで相性の合う猫を見つけてもらいたい。命を預かる飼い主の責任についても伝えていければ」と話す。
営業は午前11時~午後4時で、水・日曜定休。駐車場(6台)あり。問い合わせは、にゃんこメリー(088・939・1843)へ。(森田千尋)