2019.06.30 08:43

雨の山里に花嫁行列 仁淀川町

山里が喜びと祝福に沸いた花嫁行列(仁淀川町竹ノ谷)
山里が喜びと祝福に沸いた花嫁行列(仁淀川町竹ノ谷)
 山里の花嫁に幸せ降り注げ―。吾川郡仁淀川町竹ノ谷で29日、「何十年かぶり」の結婚式と花嫁行列が行われた。新郎新婦が「地域に感謝を伝えたい」と企画。花嫁が家族らと地域を練り歩き、住民らが祝福した。

 門出を迎えたのは、同地区の臨済宗妙心寺派「養花院」住職、山本良輔さん(41)と佳子さん(29)夫妻。良輔さんは祖父から同院を継ぎ、佳子さんはすぐ近くで育った。

 地域では、花婿の家まで花嫁が歩いて向かっていたが、長らく行われていなかった。佳子さんは、同院で結婚式を挙げる際、思い出の詰まった地域で花嫁姿を披露したいと、実家から同院まで約250メートルを歩くことにした。

 この日はあいにくの雨だったが、家族に囲まれて茶畑や家々の間を歩く花嫁は輝くような愛らしさ。地域住民らも沿道に集まり、「おめでとう」「お幸せに」と笑顔で祝った。近くに住む男性(73)は「花嫁行列を見るのは子どもの頃以来。珍しいしめでたいねえ」と目を細めていた。

 佳子さんは「地元の素晴らしさや大切さを教えてくれたのは地域の人たち。お世話になった人たちに花嫁姿を見てもらえて涙が出そうなくらいうれしい」と話していた。(森田千尋)

カテゴリー: 社会高吾北


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