2019.06.15 08:44

【動画】室戸大敷にジンベエザメ次々 3日で7回 1匹は清水へ移送


 室戸市沖の定置網にジンベエザメが相次いで掛かっている。12~14日に四つの大敷組合の網に計7回入った。同じ個体が複数回入った可能性もあるが、少なくとも4匹は違う個体。関係者は「入るだけでも珍しいのに、こんなに重なるとは」と驚いている。
 
 ジンベエザメの詳しい生態は解明されていないが、大敷組合関係者や大阪海遊館職員によると、特に6月ごろは、近くを回遊している可能性があり、掛かりやすいという。
 
 高岡では12日に約4・5メートル、13日に約6メートル、14日にも4メートルの2匹が網に掛かった。佐喜浜では12日に約5メートル、14日に約4メートル。三津では13日に4メートル弱が1匹掛かっていたという。佐喜浜の網には14日の1匹が入ったままだが、ほかは逃がすか、自力で逃げるかした。
椎名大敷組合の定置網に掛かり、土佐清水市の施設へ移されることになったジンベエザメ(14日午前、室戸沖)
椎名大敷組合の定置網に掛かり、土佐清水市の施設へ移されることになったジンベエザメ(14日午前、室戸沖)


 椎名では13日早朝、約1・5キロ沖合の網に約4メートルのメス1匹が掛かっているのを確認。土佐清水市以布利の「大阪海遊館 海洋生物研究所以布利センター」へ運ばれることになった。14日に同館職員や漁師が海に入って専用のいけすに誘い込んで確保。船に横付けして椎名漁港に戻ると、陸路で同センターへ出発した。
 
 今後、海遊館で展示される可能性もあるそうで、椎名大敷組合の橋本健組合長(49)は「元気に泳ぐ姿を見せてほしい。室戸の豊かな海に興味を持ってもらえたらうれしい」と話していた。
 
 同館職員は「ジンベエザメは群れはつくらないが、潮流に乗って一定数が回遊している。今回は移動に適した潮の流れが、たまたま沿岸寄りだったのでは」と推測している。 (大野耕一郎)

カテゴリー: 社会環境・科学室戸


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