2019.06.12 08:36

地元・楠目の魅力発信 高知工科大・渡辺研が「空間高知」2号

空間建築の魅力を発信する「空間高知」第2号(香美市土佐山田町宮ノ口の高知工科大)
空間建築の魅力を発信する「空間高知」第2号(香美市土佐山田町宮ノ口の高知工科大)
多彩な風景 丹念に調査
 建築家で高知工科大学の渡辺菊真准教授と「環境建築デザイン研究室」の学生が、建築物を介した空間の魅力をまとめた冊子「空間高知」第2号が刊行された。大学近くの香美市土佐山田町の楠目地区にスポットを当てており、学生は「ディープな楠目を紹介する自信の1冊です」と話している。

 「空間高知」は2016年に発刊。第2号は、昔ながらの農村風景や新興住宅が混在する楠目地区を学生らが歩いた。

 巻頭の「楠目風景七変化」では、国道や旧道、農道から見た風情ある宅地や古い水路、神社などをモノクロ写真で切り取っている。

 楠目の魅力を堪能する六つの散策ルートも紹介。「奥の道の幻想体験ルート」は、旧道から北に広がる田園集落を通り、風景が一変する工場エリアに至る。「風景の変化が奥の集落を幻想的にし、もう一度巡ってみたくなる」などと表現し、地域を巡った学生の感想や楠目の空間分析もまとめられている。

 大学院2年の三島宏太さん(23)は「ボツになった調査も多くて苦労しましたが、高知って面白いものだらけだって感じた」と充実感たっぷり。渡辺准教授は「今後も高知の知られざる魅力を追い続けます」と意気込みを語った。

 冊子は、高知市のオーテピアや工科大の図書館で閲覧でき、購入も可(1号も在庫あり)。1冊税込み500円で申し込みは同研究室(watanabe.kikuma@kochi‐tech.ac.jp)へ。(竹内将史)

カテゴリー: 社会香長


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