2019.06.03 08:33

土佐鳥瞰紀行(1) 仁淀川町の星ケ窪 隕石が落ちた!?

 大昔に星(隕石(いんせき))が落ちてできたと伝えられている。標高約600メートルの山の頂が、不自然なほどぽっかりと楕円(だえん)形にくぼんでいる。

 高知県吾川郡仁淀川町長者の星ケ窪。中央には「星影の池」があり、誰が測ったかは分からないが水深7メートルらしい。 

 江戸末期には神社が建てられ、明治には春秋2回の奉納草競馬が始まった。くぼみの外周は約600メートル。馬場には芝も生え、西日本一の草競馬場と言われるほどになった。競馬は1959年まで行われ、最盛期は1万人以上でにぎわった。
 
 現在はキャンプ場になり、ゴールデンウイークはテントであふれた。
 
 「星ケ窪に科学の目を入れたい」と言うのは、地層試料からの年代測定が専門の村山雅史・高知大学教授。家族でキャンプも楽しんだと笑う。「隕石の落ちた場所では特有の岩石が見つかる。ボーリング調査してみたいですね。問題は予算」
 
 しばらくは伝説のままか…。(佐藤邦昭)
 
令和の時代を迎えた高知県内各地の姿をドローンや超小型カメラなどで、ふわりと紹介します。(第1、3月曜掲載)

カテゴリー: 社会高吾北


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