2019.05.21 08:40

土佐町石原の直販所屋根をペイント “酷道”走るライダーにPR 高知大生提案

「うどん、コーヒーあります」とイラストで訴える屋根看板(土佐町西石原)
「うどん、コーヒーあります」とイラストで訴える屋根看板(土佐町西石原)

 土佐郡土佐町西石原の国道439号沿いにある直販所「やまさとの市」にライダーらを呼び込もうと、高知大学地域協働学部の学生と住民が屋根をペイントした。縦7メートル、横11メートルに、直販所名と軽食提供をPRするイラストが目を引く。学生らは「直販所をきっかけに石原の魅力も知って」と話している。
 
 直販所は石原地区の住民会社「合同会社いしはらの里」が2014年11月に建設。毎週日曜に地元の農産物や軽食を販売している。売り上げは年々増加傾向だが、経営安定と地区活性化には一層のにぎわいが必要という。
 
 高知大生は17年から石原地区のイベントや集会に参加しながら課題を探ってきた。3年生7人は、“酷道”として人気の国道439号を走るライダーの多くが直販所を素通りすることに着目。隣町の道の駅で休憩中のライダーに尋ねると、「走りながらでは何なのか分からない」と、認知されていないことが分かった。
 
 ライダーへの聞き取りを通じて「温かい飲食物が食べられるのはうれしい」という、ニーズもつかんだ高知大生。道行くライダーらに直販所を知ってもらうため、屋根看板のほか、擁壁のコケアートや道沿いにプランターの花壇を置くことを考案し、今年1月から住民と協議してきた。
 
 “認知度アップ作戦”第1弾となった屋根看板は「うどん」「コーヒー」をイラスト化し、ひと目で分かるよう工夫。17日に住民と白いペンキで塗った。
 
 設置後、初営業の19日は完成式が行われ、高知大の谷七穂さん(20)は「住民と一緒に取り組み、世代間交流の橋渡しもしたい」。住民会社執行役員の筒井良一郎さん(80)は「住民も喜んでおり、必ず集客につながると思う。石原全体のにぎわいにつなげたい」と話している。(森本敦士)

カテゴリー: 主要社会嶺北


ページトップへ