2019.05.20 08:47

県内山村 写真で記録 藤田さん個展

フトイ農家の岡本喜身さんと話す藤田茂男さん(右)=香美市物部町神池
フトイ農家の岡本喜身さんと話す藤田茂男さん(右)=香美市物部町神池
あす5/21から県立歴民館
 県内各地の伝統産業や、荒廃が進む山村の暮らしを記録し続けるカメラマン、藤田茂男さん(72)=香南市野市町みどり野4丁目=が21日から、南国市の県立歴史民俗資料館で写真展を開く。藤田さんは「素朴でたくましい高齢者の営みには、人が幸せに生きるためのヒントがある。じっくりかみしめてほしい」と、鑑賞を呼び掛けている。

 本格的に撮影を始めたのは2013年から。「何度も地域を訪れ、心を交わす関係になってからシャッターを切る」「できるだけフラッシュを使わず、ありのままを切り取る」。写真展では、そんなこだわりが詰まった216点を展示する。

 香美市物部町神池で生け花用の「フトイ」を栽培する岡本喜身(よしみ)さん(84)の元には1年ほど通い詰め、自生を促すための冬の野焼きから収穫、荷造りまで、折々の営みをカメラに収めた。岡本さんは「こんなに丁寧に撮ってくれた人は初めて。この人の写真にはうそがない」と話す。

 このほか、昨年の豪雨で甚大な被害を受けた安芸市別役地区の住民の暮らしや、室戸市の備長炭職人、南国市の神祭の様子なども展示する。藤田さんにとっては「被写体の方々と合同で作り上げた」作品群だ。

 写真展は7月7日まで(7月1日のみ休館)。県立歴民館の1階展示スペースで午前9時~午後5時。入場無料。問い合わせは、藤田さん(090・8693・0764)へ。(竹内将史)

カテゴリー: 社会香長


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