2019.05.13 08:35

【動画】大豊音頭、小唄が復活 高齢者の健康増進へ活用



老若男女が楽しく踊った大豊音頭(大豊町穴内)
老若男女が楽しく踊った大豊音頭(大豊町穴内)
 大豊音頭、小唄をもう一度―。長岡郡大豊町の町社会福祉協議会が、昭和30~40年代に作られた「大豊音頭」と「大豊小唄」を踊りとともに復活させ、高齢者の健康づくりに役立てようと“音頭”を取っている。このほど同町穴内で開かれた「連休まつり」でも披露され、年配の町民は「懐かしくて若返るよう」と喜んでいる。

 大豊音頭は旧大豊村発足を記念し、婦人会が村内で歌詞を募るなどして1956年に完成。〈広い豊かな大豊村は 駅は七つの土讃線 炭に木材 紙のもと〉などと歌う。

 大豊小唄は大豊村など4村が合併して大豊町が誕生したのを機に、連合婦人会が中心となり74年に制作。〈杉は木どころ日本一の 夢を育てる町づくり〉との歌詞で、明るい曲に仕上げている。

 2曲とも振り付けも創作され、高度経済成長期の子育て世代を中心に祭りなどで親しまれた。だが、いつしか廃れ、運動会などで細々と踊りを続けていた穴内小学校も2000年に休校となった。

 昨年6月、町社協職員の岡崎佐百合さん(55)が、小唄のレコードを手に入れたのが復活のきっかけ。高齢者に話したところ「懐かしい」の声が上がったため、「唄と踊りで高齢者が元気になるかも」とひらめいた。

 岡崎さんらは、往年の踊り手に習いながら踊りを“復元”し、夏ごろからミニデイサービスや地域の集会で普及活動を開始。普段は体操に乗り気でない高齢者が、懐かしさからつい体を動かすなど、踊り手は徐々に増えているという。

 3日の「連休まつり」では、若い人にも知ってほしいと志願者約15人が2曲を披露。観賞していた吉川覚士(さとし)さん(71)=同町立川下名=も練習には参加しており、「体を動かすのに最高の踊り。若返った気持ちになる」と話していた。(森本敦士)

カテゴリー: 社会嶺北

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