2019.05.06 08:46

小惑星に「令和」命名 高知市の関勉さん「新時代の希望の星に」

関勉さんが「令和の星」と命名した小惑星(関さん提供)
関勉さんが「令和の星」と命名した小惑星(関さん提供)
平成に続き元号2回目
 コメットハンターの関勉さん(88)=高知市上町2丁目=が、30年前に発見していた小惑星を新元号にちなんで「令和の星」と命名した。米国のスミソニアン天体物理観測所小惑星センターに5日申請し、1~2カ月後に認められる見通し。関さんは「希望の星となるように新しい時代への願いを込めた」と語っている。

 関さんによると、「令和の星」は1989年11月20日、県立芸西天文学習館(安芸郡芸西村和食甲)で観測中、おうし座の「すばる」(プレアデス星団)近くで発見した。18等星で肉眼では見えないが、直径約10キロと推測されるという。

 関さんが元号にちなんだ名前を小惑星に付けるのは、90年の「平成」に続き2回目。「令和」が発表された4月、「新元号にちなんだ命名はしないのか」との問い合わせがあり、「そういえばと、はっとしました」と笑う。今回の小惑星を「次の改元時に命名しよう」と温存していたことを思い出したという。

 関さんは、自身が小学生のころに天文学を学ぶきっかけをつくってくれた先生を太平洋戦争で亡くした昭和の時代、そして全国で多くの自然災害が発生した平成の時代を振り返り、「令和は平和な時代になってほしい。そんな願いをこの星に託した」。

 「令和の星」は来秋地球に接近する見通しで、その際には自身が顧問を務める芸西天文学習館で観測会を開きたいという関さん。「多くの人が宇宙の広大さを知り、寛大な心を持ってほしい」と話していた。(宮内萌子)

カテゴリー: 社会主要高知中央


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