2019.04.26 08:30

こいのぼり 今年も泳げた 仁淀川町長者「谷渡し」

風になびくたくさんのこいのぼりを眺める西森勇幸さんら(仁淀川町長者乙)
風になびくたくさんのこいのぼりを眺める西森勇幸さんら(仁淀川町長者乙)

寄贈受け開催危機脱出
 空を泳ぐは「感謝」のこいのぼり―。吾川郡仁淀川町の長者地区で、今年も「こいのぼりの谷渡し」が始まった。こいのぼりの傷みが進み開催が危ぶまれていたが、県内外から160匹以上が贈られ、例年以上に華やかに。住民は「本当にうれしい」と喜んでいる。

 住民団体「だんだんくらぶ」が15年ほど前から毎年実施。棚田が並ぶ谷に240メートルのワイヤを張り、多い年には約300匹が風に泳いでいた。

 しかし近年は少子化で地域からの寄贈も減り、破れが目立ったり、すっかり色あせたりしたものが多数。昨年の開催を終えた時点で、次も使えそうなものは40匹ほどとなり、同くらぶは昨年5月末、本紙読者に寄贈を呼び掛けた。すると県内はもちろん、長崎県や兵庫県からも、長さ1~5超メートルのものが続々と寄せられた。

寄贈されたこいのぼりが、ずらり並んだ(仁淀川町長者乙)
寄贈されたこいのぼりが、ずらり並んだ(仁淀川町長者乙)

 20日、住民は設置作業に汗。地面に、ずらり並べたこいのぼりに「すごい光景」と笑顔を浮かべながら、大きな112匹をワイヤにつるし、小さなものは集落活動センター「だんだんの里」周辺に飾った。

 棚田を彩るたくさんのこいのぼりの谷渡しは5月12日まで。西森勇幸会長(72)は「本当に多くの寄贈をいただき、感謝しかない。子や孫の思い出が詰まったこいのぼりが谷で元気に泳ぐ姿を、ぜひ見に来てほしい」と話している。(森田千尋)

カテゴリー: 主要高吾北


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