2019.03.23 08:40

「温かい岸本小学校忘れない」 閉校式で143年の学びやに別れ 香南市

児童が岸本小学校への感謝の言葉を発表した閉校式典(香南市の岸本小学校)
児童が岸本小学校への感謝の言葉を発表した閉校式典(香南市の岸本小学校)
 2018年度末で閉校となる香南市香我美町岸本の岸本小学校で22日、閉校式典が行われ、児童や地域住民、卒業生ら約200人が143年の歴史ある学びやに別れを告げた。

 同校は1875年に創立。ピーク時には264人が通い、今春卒業した5人を含め、2376人の卒業生を送り出してきた。同校は南海トラフ地震の津波浸水区域にあることや、児童減少のため、香我美小学校との統合が決まった。

 閉校式では、山岡寛仁校長が「納涼祭や運動会などの行事に、地域の方に多くの力添えをいただいたことに感謝します」とあいさつ。今春から香我美小へ通う31人へ「新しい学校に行っても今の自分に自信を持って、香我美小の子とも手を取り合って学校生活を過ごしてほしい」とエールを送った。

 児童全員で、「私たちはこの岸本小学校を誇りに思い、学び、身につけたことを忘れません」「ありがとう岸本小学校」などと感謝の言葉を述べた。

 東京都杉並区から帰省し、出席した卒業生の束岡(旧姓=福重)由里子さん(45)は「地域の人みんなに育ててもらった、本当に温かい学校だった」と涙ぐんだ。

 校舎の取り壊しはせず、今後は放課後児童教室や、岸本小の資料展示などが予定されているという。(川嶋幹鷹)

カテゴリー: 教育香長


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