2019.03.18 08:00

【ニュースなぜなに】福島第1原発事故8年

 
東日本大震災で起きた東京電力福島第1原子力発電所(福島県双葉町、大熊町)の事故から8年がたちました。1~3号機では、とけた核燃料(デブリ)がこわれた原発の中にあり、建物を解体して「廃炉」にするには取り出す必要があります。
 
 2号機で今年2月、デブリとみられる物体の一部は、持ち上げられることが初めて確認できました。取り出しに向けて一歩前進ですが、かたくて動かせない物体も見つかり、難しい作業が続きそうです。
 
 原子炉が入った格納容器にはデブリがあり、放射線の量が非常に多く危険で、人が近づけません。このため、2号機では離れた場所から動かせる装置を格納容器に入れました。装置の先に付けた2本の〝指〟を動かし、デブリの可能性が高い小石のようなかたまりを持ち上げました。溶岩のように見える物体は動かせませんでした。
 
 デブリは1~3号機を合わせて880トンあるとみられ、安全に取り出す方法の開発や保管場所を見つけるのが大きな課題です。
 
 内部に水がたまっている3号機では2017年、水中を進むロボットがデブリとみられる岩のようなかたまりを撮影していますが、1号機ではまだデブリを直接確認できていません。
 
 国と東京電力は19年度後半に2号機から少量のデブリを試験的に取り出して分析し、最初にデブリを取り出す号機を決めて、21年に取り出しを始める計画です。水素爆発が起きなかった2号機は、1、3号機と比べて建物の被害や汚染が軽く、調査も先行しているので、デブリの取り出しが最初に始まる候補です。


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