2019.03.13 14:30

話題 戻らない選択

 東京電力福島第1原発事故の後、高知市内に母子避難してきたKさん。赤ちゃんだった下の子は小学生になり、中学生になった上の子はKさんに追い付きそうなほど背が伸びた。夫は地元で仕事を続け、会えるのは年に数回。

 「かわいい盛りの子どもたちと過ごせなくて、毎日、朝起きると『夫がかわいそうだな』って思う」

 自宅は避難区域外にあったが、放射能汚染の情報を見聞きする中で不安が募り、ノイローゼ気味に。夫も母子避難を勧めてくれた。今も決断自体に後悔していないが、別居生活のつらさや夫への申し訳なさが、胸にずっとのしかかっている。

 震災後、自主避難生活を続ける家族は全国に多くいる。ただ、「風評被害を広めている」などと批判され、タブー視する向きもあって、実態はあまり伝えられていない。

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カテゴリー: 話題コラム


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