2019.03.13 08:00

小社会 平安時代後期に成立した歴史物語の「大鏡」に...

 平安時代後期に成立した歴史物語の「大鏡」に、「おぼしきこと言はぬは、げにぞ腹ふくるる心地しける」とある。「思っていることを言わないでいると、腹が張ったような嫌な気分がする」。
 
 大鏡はこう続ける。「だからこそ、昔の人は何か物を言いたくなると、穴を掘ってはその中に言っていたのだと思う」。イソップ物語の「王様の耳はロバの耳」を思い出した人も多いだろう。遠くのギリシャの昔話がどのようにして伝わったのか。
 
 口外してはいけない事柄を胸の奥深くにしまい込んでおくには、なかなか辛抱が要る。たとえ秘密でなくても立場上、発言を避けるべき内容や表現などもある。閣僚や国会議員らであればなおのことだが、安倍首相が政権に返り咲いて以降、言葉を巡るそんなたがは緩んだままのようだ。
 
 先週は国会で、内閣法制局長官が野党議員の質問姿勢を批判して問題となった。官僚の「越権行為」といえるから、与党から苦言が出るのも当然。かつてなら発言の撤回と陳謝では済まなかっただろう。
 
 安倍首相自身が「おぼしきこと言はぬは…」のタイプのようにも映る。国会審議で厳しい質問にまともに答えようとしないだけでなく、むきになって反論することも少なくない。そんな姿をみていると、失礼ながら「幼さ」さえ感じてしまう。
 
 「『俺たち偉いんだ病』にかかっていないか」。自民党の石破元幹事長の言葉が含蓄に富む。


3月13日のこよみ。
旧暦の2月7日に当たります。つちのと とり 七赤 友引。
日の出は6時20分、日の入りは18時12分。
月の出は10時14分、月齢は6.5です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で3時21分、潮位63センチと、16時12分、潮位32センチです。
満潮は9時21分、潮位145センチと、22時45分、潮位126センチです。


3月14日のこよみ。
旧暦の2月8日に当たります。かのえ いぬ 八白 先負。
日の出は6時19分、日の入りは18時12分。
月の出は10時59分、月の入りは0時20分、月齢は7.5です。
潮は小潮で、干潮は高知港標準で4時06分、潮位79センチと、17時21分、潮位36センチです。
満潮は10時01分、潮位136センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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