2019.02.22 08:45

低糖質スイーツがあす2/23発売 南国市で11品 施設で製造 販売益は奨学金に

完成した低糖質スイーツを披露する福永稔さん(左)と立田俊二さん(南国市のシャン・クレール)
完成した低糖質スイーツを披露する福永稔さん(左)と立田俊二さん(南国市のシャン・クレール)
 低糖質スイーツを開発し、売り上げで完全給付型の奨学金を創設する準備をしてきた南国市の洋菓子メーカー「スウィーツ」創業者の福永稔さん(66)らが23日、同市岡豊町の洋菓子店「シャン・クレール」で11品を発売する。奨学金は土佐育英協会(高知市)の協力で「ともしび奨学基金」名の口座が開設され、一部スイーツは障害者施設で製造されるなど、福祉を支える仕組みもできている。
 
 福永さんは、「―クレール」のパティシエ、立田俊二さん(65)とともに、砂糖と小麦粉の代わりに天然由来の甘味料と3種の食物繊維を使って、カツオ味のラスクなど焼き菓子4品と、プリンなど生菓子7品を仕上げた。
 
 昨秋の開発からさらに改良を重ね、ラスク1枚(2・5グラム)の糖質をわずか0・18グラムに抑えた。また、ショートケーキ1カットにはレタス2個分の食物繊維5グラムを含んでいる。
 
 焼き菓子は2人が指導し、高知市内の2カ所の障害者施設で製造が始まった。今後は県内外で販売し、生菓子も趣旨に賛同する店にレシピを教えて販売ルートを増やす考え。
 
 低糖質スイーツの売上金の5%は、経済的理由から大学進学をためらう学生のために完全給付型の「ともしび奨学基金」として積み立てる。2人は活動の公正性のため、大学教授らで推進委員会も組織している。
 
 これら取り組みに、土佐育英協会も全面的に協力。同基金名の銀行口座を開設し、協会の事業として創設を進めており、支援の輪は広がっている。
 
 福永さんは「協会の協力により、私たちは商品開発に全力を注げる。早ければ2年後の学生募集を目指す」。立田さんも「試作は100回以上。苦労した分、驚くべきスイーツが完成した。無償の善意だから活動も広がる」と手応えを得ている。
 
 低糖質スイーツの焼き菓子1個86~216円。生菓子220~300円(いずれも税込み)。(大山哲也)

カテゴリー: 社会香長


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