2019.02.20 08:45

自閉症児の親ら支援へ いの町の元教員らがイギリス資格取得し開講

アーリーバードプラスの説明会に向け、準備を進める久武夕希子さん=右端=ら(いの町の久武さんの自宅)
アーリーバードプラスの説明会に向け、準備を進める久武夕希子さん=右端=ら(いの町の久武さんの自宅)
高知市「ソーレ」で来月2日に説明会
 自閉症の子どもの家族や教員ら支援者を支える、イギリス自閉症協会のプログラム「アーリーバードプラス」。その実施資格を吾川郡いの町の元教員、久武夕希子さん(62)ら県内在住の4人が取得した。家族らが集まって子どもの行動を分析し、よりよいコミュニケーション方法などに気付く約3カ月のプログラムで、今春から高知市で進めていく。
 
 「アーリー―」は同協会が15年以上前に開発したプログラム。基本的に4~9歳児の家族2人と支援者1人が1チームとなり、3~6チームで2時間半グループセッションを行う。資格を取得した4人がこのセッションの進行役となる。
 
 テーマは行動分析や勉強の支援方法などで、計8回。また期間中2回の家庭訪問や、終了3カ月後のフォローアップで個別支援も行う。家族の孤立感解消、ほかの家族や支援者らとの関係の緊密化といった効果が得られる。
 
 久武さんは高知大付属特別支援学校などで勤務し、2012年、自宅を事務局に発達障害児・者とその家族らを支援する団体「TOMOはうす」を設立。昨秋、外部講師として協力してくれている元教員や言語聴覚士ら3人と渡英し、3日間の研修を受けて資格を取った。
 
 世界では約150団体が取得。日本では東京都の児童精神科診療所が持っているだけで、久武さんらが2団体目になる。
 
 教員時代から行動分析や、取るべき行動を絵で示す「視覚支援」などを学んできた久武さん。「事前に『このプログラムは家族を元気にする』と聞いていたのが、取得の動機。さらに現地で『教え込まないこと、家族がこれならできそう、できた!と実感できることが大切』と言われ、衝撃を受けた。高知でもそんなプログラムを広めていけたら」と話している。
 
 プログラムは5月11日からスタート。その前に無料説明会を3月2日午前9時半から11時まで、高知市旭町3丁目の男女共同参画センター「ソーレ」で開く。定員50人。
 
 申し込み、問い合わせは久武さん(電話090・7786・7472、またはメールtomohouse2012@gmail.com)へ。(塚地和久)



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