2019.02.17 08:36

南国市の岡豊城跡 展望櫓解体へ 4万人来場、月末で見納め

4万人が来場している岡豊城跡の展望櫓(南国市岡豊町)
4万人が来場している岡豊城跡の展望櫓(南国市岡豊町)

 南国市岡豊町の国史跡・岡豊城跡に約2年間限定で建てられた展望櫓(やぐら)が28日で見納めとなる。戦国時代の城主・長宗我部氏が見た香長平野の景色が一望できることから人気を博し、約4万人が来場している。
 
 櫓は、「志国高知 幕末維新博」に合わせて県立歴史民俗資料館が設置し、2017年4月から一般公開。高さ9・7メートルの木造2階建てで、木製の鬼瓦をあしらっている。
 
 同館では「来館者が城跡を散策するきっかけに」と、ガイドの案内で櫓や城の遺構を回るツアーも開催。これまでに約2500人が利用している。
 
 また、17年に日本城郭協会が選定する「続日本100名城」に岡豊城跡が指定され、熱心な城郭ファンも訪れるようになったという。
 
 樋口毅彦館長は「城の遺構を各所で見てもらい、櫓では戦国の城の雰囲気も感じてもらえた。国史跡内に立つ博物館という特徴を生かしていくきっかけになった」と喜ぶ。
 
 人気の櫓だが、国史跡内のため期間限定での設置。文化庁に延長も相談したが認められず、3月末までに解体撤去される予定。櫓の建物の再利用も県内の公的施設などに打診したが、実現しなかったという。
 
 土日には午前10時と午後2時から、城跡のガイドツアーも実施。樋口館長は「普段は見られない高さからの香長平野の眺望が楽しめるのは今だけ。櫓に登って城跡を歩いて、国史跡の魅力に触れてほしい」と呼び掛けている。(楠瀬慶太)

27日に城跡散策
 県立歴史民俗資料館では27日午前9時から、ガイドによる岡豊城跡散策ウオークを開催する。通常のツアーでは見られない城跡の防御遺構などを約2時間半かけて散策する。参加無料だが、事前申し込みが必要。申し込み、問い合わせは、同館(088・862・2211)へ。

カテゴリー: 社会香長


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