2019.02.05 08:39

地域協働学部の進路は普通? 高知大1期生の7割県外、市町村役場ゼロ Uターンで地元貢献か

地域住民に聞き取りを行う高知大学地域協働学部の学生ら。県内各地で実習を重ねてきた(2016年、仁淀川町長者)
地域住民に聞き取りを行う高知大学地域協働学部の学生ら。県内各地で実習を重ねてきた(2016年、仁淀川町長者)
 2015年度にスタートした高知大学地域協働学部の1期生が今春、卒業する。地域再生を担う行政リーダーや起業家の育成を理念とする中、卒業予定者56人の進路は、7割が県外で、官民別では民間企業が9割超を占めている。同大学の他学部とほぼ同じ傾向で、特徴を読み取りにくい結果となったが、教員は「数字に見えない部分で『らしさ』は出ている」としている。

 同学部は「地域協働」を掲げた国立大学初の学部として始動。地域を学びの場とし、住民と一緒に課題の解決策を探る実習、フィールドワークを重視した。育成する人材像は「地域の将来を担う人材」。具体的には、公務員や地域資源を生かした起業家の卵、地元企業の就職などを想定していた。

 卒業予定者のうち、県内出身者14人に対して県内就職は13人、県外就職が39人、未定が4人だった。学部の特性から、県外出身者の“残留”が期待されたが、効果は見られなかった。

 ただ、県外出身者の多くはUターン就職するといい、上田健作学部長は「自分の地元で貢献したい思いがあったのだろう。地元志向が顕著なのは『地域協働学部らしさ』といえるのでは」と語る。...

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カテゴリー: 社会教育


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