2019.02.02 08:36

高知県出版文化賞4点決まる 「NO NUKES」など 寺田賞は該当なし

「第63回県出版文化賞」の受賞作と特別賞
「第63回県出版文化賞」の受賞作と特別賞

 「第63回県出版文化賞」の受賞作が1日発表され、岡村啓佐さんの「NO NUKES」(NO NUKES「核はいらない」プロジェクト)など4点が選ばれた。特別賞は1点。「第38回寺田寅彦記念賞」の該当作はなかった。

 両賞とも県文教協会の主催で、昨年中に刊行された出版物などが対象。出版文化賞は千浦孝雄・元高知市民図書館館長ら6人の選考委員が、11点の応募作から選定した。

 「NO NUKES」の他は▽笹岡高志「山からの伝言」(良材ネットワーク)▽永野美智子「秦の昔話」(リーブル出版室)▽藤原義一「戦争のころ高知で」。特別賞は文・市原麟一郎さん、絵・狩野富貴子さん「にんじゃもへえ」(高知新聞総合印刷)。

 「NO NUKES」は、太平洋ビキニ環礁の水爆実験で被ばくした元船員らの肖像写真と証言を日英両語で伝える写真集。「山からの伝言」は、山の集約化や林業人材の育成に取り組んできた前香美森林組合長の野島常稔さんの伝記。

 「秦の昔話」は、高知市の秦地区に伝わる約60の民話を土佐弁で記す。「戦争のころ高知で」は、筆者が訪ね歩いた県内の戦争遺跡や聞き取りした戦争の記憶を紹介する。「にんじゃもへえ」は、土佐の忍者を主人公にした民話絵本。再版を望む声を受けて約30年ぶりに復刊された。

 寺田賞は石田正俊・元文教協会理事長ら5人の選考委員が応募作1点を選考。該当作なしとした。

 授賞式は椋庵文学賞とともに23日午前10時半から、高知市桟橋通4丁目の市立自由民権記念館ホールで行われる。(楠瀬慶太)

カテゴリー: 主要文化・芸能

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